10. 3月 2012 · コメントは受け付けていません。 · Categories: コラム, 中の人の仮想空間日記 · Tags: , , ,

明日3月11日(日)で東日本大震災発生から1年を迎えます。そこで今回は3D仮想空間「Second Life」上に創られた”震災の記憶”のための空間「キオク311」をご紹介したいと思います。

公式サイト
キオク311

これは宮城大学情報デザイン学部と首都大学東京インダストリアルアートコースの制作チームによる共同プロジェクト。人々の中で東日本大震災の記憶が風化しないことを願い、Second Life上にその記憶を表現するSIMを作ったそうです。

まずSIMに降り立つとこのような景色が出迎えてくれます。黄昏の海に佇む駅一つ…

ここは言わばSIMの「スタート地点」。駅内のマガジンラックをクリックするとアバターに装着できる新聞が無料で貰えます。

で、しばらく待っていると…

うすぼ〜んやりと金色の汽車が出現!これは幻想的!クリックするとアバターが自動的に座席に座ります。

汽車の輪郭は徐々にはっきりとしていき、煙突から蒸気を出して動き出しました。なんと空を飛んでいます!

こうして連れてこられたのはこちら。震災発生からの日数をカウントする大きな時計が印象的です。

ここでは被災地の写真を閲覧したり、それらの写真をまとめたアルバムの仮想アイテム(無料)をもらうことができます。

さらにここをハブにテーマ別に作られた7種類のエリアにテレポートすることができます。テレポートするにはパネル下にある矢印をクリック!

ここは募金やTwitterを通して被災地と世界を繋ぐエリア。スクリーンショット左に見える球体からSecond Life内からも募金することができ、募金をすると蝶が飛び立ち被災地の自立を表現します。夕暮れの海をバックに舞う半透明の蝶の群れが本当に綺麗!

ここは東北の祭を表現したエリア。様々な屋台やオブジェクト、実際の祭りの写真パネルが展示されています。発光している屋台がこれまた美しい!空には花火も打ち上げられています。

ここは牡蠣のゆるキャラ「かきっち」がいるエリア。津波で影響を受けた牡蠣漁の現状を発信・支援するための場所で、かきっちをクリックすると様々な牡蠣についての情報を喋ってくれます。たくさんいるので一人一人に話かけてみましょう。

ここはクエスト形式になっているエリアです。不思議な仮面を着けた少年に話しかける(クリック)ことでクエストが始まります。

落ち込んでる様子の人形オブジェクトをクリックすると被災者の正直な気持ちが出てきます。適切な返答をしないと次のエリアに移動できません。

ここは瓦礫迷路。瓦礫やゴミを模したオブジェクトをかき分けながら迷路を進んでいくことで、震災直後の被災地の様子が疑似体験できます。

このエリアでは懐中電灯を再現したHUD(ヘッドアップディスプレイ)を装着し、限られた視界の中で乾電池の仮想アイテムを集めながら迷路をクリアします。震災直後、被災地では電力が全くありませんでした。この迷路では災害時の懐中電灯と乾電池のありがたみをアバターを通して体感することができます。

この他にも様々なエリアが作られており本当に見応えのあるSIMでした。なお、同プロジェクトではFacebookページTwitter、Youtubeでも情報発信しています。SIM訪問と合わせて是非ご覧下さい。

「キオク311」へテレポート:
http://maps.secondlife.com/secondlife/tmu/131/206/23

18. 2月 2012 · コメントは受け付けていません。 · Categories: ニュース, 仮想空間 · Tags: , ,

3D仮想空間「Second Life」を運営する米Linden Labが、独立系ゲームスタジオのLittleTextPeopleを買収したと発表した。

LittleTextPeopleはEmily Short氏とRichard Evans氏によって設立されたテキストベースのゲーム”interactive fiction”を開発・提供している。Linden Labでは昨年Second Lifeとは別にいくつかの新たなサービスをリリースすると発表しており、LittleTextPeopleのチーム及び技術はその新たなサービスに活かされる見込み。

17. 2月 2012 · コメントは受け付けていません。 · Categories: ニュース, 仮想空間 · Tags: ,

iTunesにて3D仮想空間「Second Life」を題材としたドキュメンタリー映画「Life 2.0」の配信が始まった。ダウンロード価格は9.99ドル。但し残念ながら日本のiTunesからは購入できない。

「Life 2.0」は実写とSecond Lifeの中の映像を織り交ぜたドキュメンタリー映画。Second lifeにログインすることによって劇的に人生が変化した様々なユーザーたちの姿を追った内容で、サンダンス映画祭とサンフランシスコ国際映画祭、サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)映画祭に正式出品され、フィラデルフィア映画祭では長編ドキュメンタリー賞を受賞した。残念ながら日本では劇場公開されなかったが、北米やヨーロッパでは商業映画として一般劇場でも公開された。既にDVDも発売されている。

Life 2.0 [DVD] [Import]
Life 2.0 [DVD] [Import]

11. 2月 2012 · コメントは受け付けていません。 · Categories: ニュース, 仮想空間 · Tags: ,

オーストラリアのサウスクイーンズランド大学の研究チーム「Australian Centre for Sustainable Catchments (ACSC)」が、インドの農家を対象に3D仮想空間「Second Life」を使用した教育プログラムを実施したと発表した

この教育プログラムは、Second Life内でインドの農家に気候変動とそれが農業に及ぼす影響について教えるというもの。インドの農村にはまだハイスペックなPCが普及していないが、近年国や自治体により各集落に低コストで誰でも利用可能な”インターネット・キオスク”が何千カ所も設けられているそうで、同プログラムはそこを利用して行われた。ACSCはSecond Life内に専用施設を設け、農家はインターネット・キオスクからSecond Life内にログインして施設を見たりACSCのメンバーとチャットをして気候変動について学んだ。このプログラムにはインドのタミル・ナド農業大学とランガ農業大学も協力し、参加した農家からも非常に明確なフィードバックが得られたという。ACSCではこの経験を活かし、今後は他の地域や国でも同様のプログラムを行いたいとしている。

セカンドライフ 仮想コミュニティがビジネスを創りかえる
セカンドライフ 仮想コミュニティがビジネスを創りかえる

31. 1月 2012 · コメントは受け付けていません。 · Categories: ニュース, 仮想空間 · Tags: ,

アメリカの数学者のHenry Segerman氏が、自身が3D仮想空間「Second Life」で作ったフラクタルアート作品を3Dプリンタで出力して販売する試みを行っている。

Segerman氏は2006年からアバター名「Seifert Surface」で氏の兄弟と共に多くのフラクタルアート作品を発表している(これまでの作品はこちらのサイトで閲覧可能)。これまでSegerman氏はSecond Life内で作品を展示するだけだったが、今回新たな試みとして新作を3DCG&3Dプリント SNS「Shapeways」でも発表し実物のグッズとして販売。作品は伸縮性のある素材で出力されているらしく、腕にはめてブレスレットにしたりヘアアクセアリーとしても利用できるとのこと。価格は23.89ドル(約1823円)。