ステージ自体は1種類なのに2種類のギミックが楽しめる…東京ゲームショウの恒例イベントとなったインディーゲームのプレゼンイベント「センス・オブ・ワンダー・ナイト」でファイナリストに選出されたタイトルの一つ「Blink」は、目を閉じることで通常ルートでは通れない新たな道が見えてくる「一粒で二度美味しい」アクションゲームでした。
本作は一見よくある横スクロールの2Dアクションゲームですが、ただ普通に前に進むだけでは絶対にクリアできません。本作は、まぶしい光を直視した直後に目を閉じると瞼の裏にその残像が残る現象を”裏ステージ”として表示し、その2つを切り替えてクリアを目指すアクションゲームです。
パッと見のステージは特に変わったところはありません。段差のあるデコボコの道に隙間、高い壁、障害物。それらをいい感じにピョンピョン飛び越えて先へと進んでいきます。ただ光る道がちょっと気になりますね。
そのうち、どうやっても落っこちてしまう、超えられない、登れない…といった”詰まる”部分が出てきます。そんな時に目を閉じると…
目を開けていた時の”残像”が見えるようになり、通常のステージでは分からなかった通れる道やギミックが現れました。光る道が青く表示されているのが”残像”なんですね。このように光の世界と闇の世界を交互に切り替えながらゲームを進めていきます。
本作のポイントは、ただ光と闇を切り替えればクリアできるわけではなく、ちゃんと光の世界のステージを見て覚えてから闇の世界に切り替えないとギミックを解くことができないこと(もちろんその逆もあり)。切り替えの前後をしっかり見て覚え、どう進めば安全かを考えるのがクリアのカギとなります。
現在ゲーム内には150種類のステージ(レベル)が用意されており、頑張れば2~3時間程度でクリアできるとのこと。アクションゲームとしての完成度も高く、グラフィックも美しいので雰囲気ゲーとしても楽しめます。既にSteamにて配信されているので気になる方は是非プレイしてみて下さい。
ダウンロードはこちら(698円)
http://store.steampowered.com/app/447210/Blink/