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【仙台コワーキングスペース巡り Vol.9】異業種からの参入 創業57年目の老舗運送会社が開設した「STUDIO 080」

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春は出会いと別れの季節です。ちょうど一年前よりスタートしたこの連載企画「仙台コワーキングスペース巡り」ですが、実はこれまでご紹介したコワーキングスペースのうち、既に3店舗が閉店、または閉店決定を発表しました。

【仙台コワーキングスペース巡り Vol.1】”オタク応援”コワーキングスペース「mag」
※2018年8月閉店

【仙台コワーキングスペース巡り Vol.2】”非バトルタイプ”のアットホームなコワーキングスペース「ノラヤ」
※2019年6月いっぱいで閉店決定

【仙台コワーキングスペース巡り Vol.7】運営の主体は学生 現時点の仙台で最も新しいコワーキングスペース「M's House」
※2019年2月閉店

私は以前より仙台は「コワーキングスペース激戦区」だと聞き及んでおり、だからこそ自分自身が仙台に引っ越したのを機に始めた企画だったのですが、まさかこれほど動きが激しいとは思いませんでした。しかし、なくなるところもあれば新しくオープンするところもあり。今回ご紹介するのは、激変する仙台コワーキングスペース業界に異業種から参入した「STUDIO 080」です。4月11日(木)にオープニングパーティが開催されたので早速行ってきました。

「STUDIO 080」は、昭和37年(1962年)に創業し今年で57年目を迎える老舗運送会社の丸山運送がオープンしたシェアオフィス兼コワーキングスペースで、名前の由来も社名の「まる(0)や(8)ま(0)」から。最寄り駅はJR仙石線の苦竹駅ですが、駅を出て数分歩くと…

【仙台コワーキングスペース巡り Vol.9】異業種からの参入 創業57年目の老舗運送会社が開設した「STUDIO 080」
前方にこんな看板が見えてきました。もしかしてこの建物全部が「STUDIO 080」?!

【仙台コワーキングスペース巡り Vol.9】異業種からの参入 創業57年目の老舗運送会社が開設した「STUDIO 080」
実際にそうでした。
デカい!もともとここは新聞社の印刷工場でしたが、2016年に丸山運送が本社の倉庫付きのバックアップオフィスとして購入。しかし最適な用途を検討した結果、仙台市と協力し起業家をサポートする施設にリノベーションした方が適切との判断に至ったそうです。

【仙台コワーキングスペース巡り Vol.9】異業種からの参入 創業57年目の老舗運送会社が開設した「STUDIO 080」
パーティ会場であるシェアオフィス&コワーキングエリアに向かうと、まずは広いイベントスペースが見えました。こちらはカンファレンスやプレゼンの会場としてだけでなく、音楽イベントや物販イベント、ワークショップなどにも使用可能。もちろん照明、マイク、音響機材完備で、折り畳み椅子だけでなくクッション付きの箱型ベンチも用意されています。

【仙台コワーキングスペース巡り Vol.9】異業種からの参入 創業57年目の老舗運送会社が開設した「STUDIO 080」

【仙台コワーキングスペース巡り Vol.9】異業種からの参入 創業57年目の老舗運送会社が開設した「STUDIO 080」
こちらが同施設のメインとなるシェアオフィス&コワーキングエリア。無骨な鉄骨製の梁がむき出しになっているところに、かつて新聞の印刷工場だった名残が見受けられます。

【仙台コワーキングスペース巡り Vol.9】異業種からの参入 創業57年目の老舗運送会社が開設した「STUDIO 080」

【仙台コワーキングスペース巡り Vol.9】異業種からの参入 創業57年目の老舗運送会社が開設した「STUDIO 080」

【仙台コワーキングスペース巡り Vol.9】異業種からの参入 創業57年目の老舗運送会社が開設した「STUDIO 080」
このエリアには、フリーデスク14席、固定デスク12席、個室6室、会議室、共有ラウンジ、共有キッチン、ウォーターサーバー、プリント&コピー機(有料)、シュレッダーが設けられています。もちろん全席電源付き&Wi-Fi完備で、会議室にはモニターやプロジェクターといった備品もあります。

【仙台コワーキングスペース巡り Vol.9】異業種からの参入 創業57年目の老舗運送会社が開設した「STUDIO 080」
キッチンの設備や備品もしっかりしているので、今回のように100人単位のパーティにも対応できます。

なお、この日は公開されませんでしたが、実はこの施設の一階には倉庫と荷捌きスペース、トラック用ヤードが残されており、もちろんそれらも入居者に提供されます。これこそが運送会社が運営する同施設の特色である強み。つまり、ここをオフィスに日々の作業をしつつ在庫もここに保管し、それをここから発送することもできるというわけです。丸山運送ではただ場所を提供するだけではく、倉庫保管や国内配送、さらには海外輸出入や通関など物流を総合的にバックアップするそうで、「もの」が存在するビジネスを特にサポートしていくとのこと。

現在、仙台市内のコワーキングスペースは、仙台市中心部の都市エリアと、そこからちょっと離れた郊外エリアに二極化している傾向にあります。都市エリアは公共交通機関での移動が楽ですが、1エリアあたりの面積が狭く駐車場がないといったデメリットがあります。一方郊外エリアは公共交通機関を使用した移動では少々時間がかかるものの、施設の面積が広く駐車場もあり、普段から車移動する人にとってはむしろ行きやすいというメリットがあります。「STUDIO 080」はまさにそんな郊外コワーキングスペースのメリットと、運営企業がもともと持っている強みも生かした施設と言えます。
もちろん「もの」を扱うビジネス以外を手掛けている個人や企業でも使用することができ、利用料はドロップイン(時間貸し)が2時間500円~、ラウンジ会(月額会員)が合計1万1000円~(利用料の詳細はこちら)。これから自分の商品を日本全国・全世界に販売したい!なんて野望を持っている起業家にはピッタリの施設ではないかと思います。

【店舗情報】
住所:
宮城県仙台市宮城野区苦竹3-1-6
営業時間:
月~金曜日:9:00~19:00 (土日祝日休み)
公式サイト:
http://www.080.co.jp/
Facebook:
https://www.facebook.com/080studio080/
Twitter:
https://twitter.com/STUDIO_080
Instagram:
https://www.instagram.com/studio_080/

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