「Run Run Super V」は、「スーパー戦隊シリーズ」のモチーフとランニングアクションを組み合わせたゲームです。
数名のチームが色分けされたマスクとスーツで武装してエピソード毎に様々な怪人と戦い、終盤に巨大ロボと巨大化した怪人が対戦する「スーパー戦隊シリーズ」と言えば日本の東映が生み出した特撮ドラマシリーズですが、本作を開発したのは意外にもフィリピンのAtitude Games。実はスーパー戦隊シリーズは世界80ヵ国・地域で放送されており、当然フィリピンにも多くのファンがいます。もしかしたら開発者も歴代シリーズを見て育ったのかもしれません。
ゲームのおおよその流れは、世界中に出没する巨大モンスターと戦い地球の平和を守るというもの。
ただし巨大モンスターと戦う前にステージを指定の距離だけ走りながらザコ敵を倒してゲーム内通貨を集めなければなりません。
ということでランニングパートスタート!ゲーム内通貨を使って便利機能を使うこともできます。
ステージ上には火を吐くトラップやトゲトゲなど倒せないギミックもあり、画面タップでジャンプして避けていきます。
走って向かってくるザコ敵は上手く間隔を掴んで踏んで倒します。高いところにゲーム内通貨がある時や間隔が狭くて通常のジャンプでは避けきれないトラップが出てきた時は、画面をダブルタップして二段ジャンプします。
ステージ上には時折ボーナスアイテムが置かれており、それを取るとジャンプするたびに確実にザコ敵を倒せるソードが使えたり、ボーナスステージが出現したりとお得な効果が発動します。
あともう少しで指定の200メートル走破!
指定の距離を駆け抜けると、メンバー個々が自分のマシンに乗って…
合体して…
巨大ロボ登場!まさにスーパー戦隊シリーズの様式美そのものです!分かってる!
ここから巨大怪人との闘いに移りますが、その前に各メンバー毎に設定されたスキルを割り当てます。最初のうちは選択の余地がありませんが、だいたいレッド=パンチ、ピンク=飛び道具、ブルー=剣、グリーン=回復、イエロー=防御と別れており、それぞれ使用したいスキルを選択します。
いよいよ怪人と対決!バトルはターン制になっており、お互いが交互に攻撃して先に相手のHPゲージを0にすると勝ちとなります。どのスキルをどの順番で使うかがポイントですが、スキルは一回使うと次に使えるようになるまで少々時間がかかるため、何度も連続して同じスキルを使うことはできません。
剣は一気にHPゲージを削れる強力なスキルです。
見事勝利!
この他にも、ゴールが設定されておらず、どこまで走れるかを他のプレイヤーと競うエンドレスランモードもあります。これをプレイしてもレベルUPしていくので、どうしても進めないステージがあったら、しばらくエンドレスランモードをプレイしてレベル上げをしましょう。
エンドレスランモードでは頻繁にボーナスモードに突入するのでゲーム内通貨を稼ぐのにも便利です。
貯めたゲーム内通貨は、新しいエフェクトを開放したり…
プレイアブルキャラを変更したり…
さらにプレイアブルキャラの見た目を変えたり…
ザコ敵の見た目を変えたりと、とにかくデザインの変更に使えます。
ステージのデザインとギミックは世界中を転戦するごとに変化していき、さらにステージを進めば進むほど複雑になり難易度が増していきます。これはエジプトをモチーフとしたステージで、前方から転がってくる巨石にぶつかった瞬間。400メートルを走破するのもかなり難しくなります。
ゲームの他にも、スーパー戦隊と敵組織の戦いを描いたコミックも読めたりと、スーパー戦隊シリーズの様式美を踏襲しつつもPOPでアメコミテイストな作風に仕上げたクオリティの高いアートワークが印象的なタイトルです。この作風にピンと来たら是非プレイしてみて下さい。