コーラス・ワールドワイドが、同社が日本向け配信を手掛けるPlay Station4/Nintendo Switch/Xbox One向け2Dシネマティックアドベンチャーゲーム「フォーゴットン・アン」をTOKYO SANDBOXに出展していました。
本作は、デンマークのインディゲームディベロッパーThroughLine Gamesの第一弾タイトルで、日本のアニメから多くの影響を受けたスチームパンクモチーフのアドベンチャーゲームです。それはまさに「操作できるアニメ」。シナリオパートもアドベンチャーパートも本当にシームレスにアニメのように動き、キャラクターたちが生き生きと躍動します。
物語の舞台となるのは、全ての失われた物や忘れ去られた物たちが行き着く場所「フォゴットンランド」。古い玩具や日用品、手紙、衣料品…もとの持ち主に捨てられたり忘れられてしまった物たちは「フォゴットリング」と呼ばれ、「フォゴットンランド」で新たな命と居場所を得て暮らしていますが、かつての持ち主との関わり合いの中で自我や感情を形成しており、いつかまた持ち主のもとへ帰ることを願っています。本作の主人公「アン」と彼女のは師匠「ボンク」は、物ではなく人間であるにも関わらずなぜかフォゴットンランドに辿り着き、共にこの世界の秩序を守る者として働きながら、全てのフォゴットリングが持ち主のもとへ帰れるようになる装置「イーサゲート」の建設に取り組んでいます。
そんな中、ある日突然アクシデントが発生。IDのない反乱勢力(と思しき)フォゴットリングが現れ、工場や鉄道を爆破してしまいます。
アドベンチャーパートは基本的に横スクロールで、プレイヤーはアンを操作して、画面内に隠されているギミックを見つけ、謎解きパズルの要領でギミックを発動させてストーリーを進めていきます。またキャラクターたちとの会話でどんな台詞を選択したかによってもストーリーが変化していき、中にはキャラクターの運命や命を左右するような深刻な場面も…。
ステージの特定の箇所に到達すると、アドベンチャーパートからシームレスにシナリオパートに遷移します。その作風は、まるでデジタルペイント以前のセル画時代のアニメのようで、現代のゲームなのにどこか懐かしい雰囲気を感じます。
なお、冒険を進めていくと、アンの調査レポートが記録されていきます。彼女はフォゴットンランドの警察官のような存在。いわばこれは事件の捜査メモのようなものです。
なお、コーラス・ワールドワイドは本作の体験版も配信していますが、冒頭部分をプレイしただけでも、なぜ物ばかりの世界に人間であるアンがいるのか?そもそも彼女はなぜ、どうやってフォゴットンランドに辿り着いたのか?そして反乱勢力の目的は何か?フォゴットリングは持ち主のもとへ帰れるのか?などなど、謎めいたストーリーに引き込まれてしまうことでしょう。
本作は既にリリースされており、2,980円(税込/デジタル版)/3,980円+税(PS4パッケージ版)にて販売中です。
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