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【レポート】体験者が映像に”関われる”インタラクティブなVR映画「Feather」を見てきた

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正月早々に所要で東京に行ったのですが、その際にコニカミノルタプラネタリア TOKYOのVRエリア「VirtuaLink」にてVR映画「Feather(フェザー)」を見てきました。

【レポート】体験者が映像に”関われる”インタラクティブなVR映画「Feather」を見てきた
コニカミノルタプラネタリア TOKYOは東京・有楽町マリオンに2018年12月にオープンした新感覚プラネタリウム。最大8Kの高解像度ドーム映像が楽しめる多目的デジタルドームシアターとプラネタリウムドームシアター、体験型VRアトラクションのVirtuaLinkから成る施設で、大都会のド真ん中にいながらにして美しい星空をはじめとする幻想的な映像を楽しむことができます。

【レポート】体験者が映像に”関われる”インタラクティブなVR映画「Feather」を見てきた
それぞれのルームおよび時間帯によって異なる作品が上映されており、まずはチケット自販機で上映スケジュールを確認して見たい作品を選択し、チケットを購入します。ここら辺は映画館とだいたい同じ。料金を支払うとレシートのようなチケットが出てきます。

【レポート】体験者が映像に”関われる”インタラクティブなVR映画「Feather」を見てきた
「Feather」は、3DCG・VRアーティストの伊東ケイスケさんが手掛けた、精緻でかわいらしい世界で物語が進んでいくVRアニメーション作品です。2019年ベネチア国際映画祭のVR部門招待作品であり、その後アジア最大規模の映画祭である釜山国際映画祭やジュネーブ国際映画祭、江陵国際映画祭にも招待され国際的に高く評価されました。日本国内における上映はこのプラネタリア TOKYOが初となります。

【レポート】体験者が映像に”関われる”インタラクティブなVR映画「Feather」を見てきた
こちらがVR作品を専門に上映するVirtuaLinkの場内。一度に複数人が同時に同じVR作品を鑑賞できるのが特長で、「Feather」の他にも体験者のアクションで映像が変化するインタラクティブな作品を上映しています。

【レポート】体験者が映像に”関われる”インタラクティブなVR映画「Feather」を見てきた
なお、VirtuaLinkが採用しているVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)はHTC Vive。インタラクティブな作品を見ることができるのがこの施設の特長なので、もちろんモーションコントローラーも使用します。体験者の中にはVR初心者も少なくありませんが、上映の前にスタッフの方が丁寧に装着方法や操作方法を教えてくれるので安心です。

【レポート】体験者が映像に”関われる”インタラクティブなVR映画「Feather」を見てきた
また、スタッフの方は各上映作品ごとの演出とガイドも担当されているらしく、「Feather」の上映前にはこんな特製の絵本を体験者に配り、作品の世界観の紹介も兼ねたプロローグを朗読してから上映を開始するという演出が行われました。

「Feather」の主人公はバレエダンサーになる夢を持つ少女で、彼女の奮闘や挫折を通して夢を実現させるストーリーが描かれます。印象的だったのは、VRアニメーションであるにも関わらず、360°視界いっぱいに映像が広がるのではなく、体験者の目の前にドーム状のドールハウスが置かれ、その中で小さな人形が動き回りストーリーが繰り広げられるという構成。一見動きが少ないように思えますが、その小さなドールハウスの中で人形がスムーズに動く様子が面白く、また初心者にとっては視界移動によって”VR酔い”が発生しないという利点があります。
そしてその小さなドールハウスの中で展開するストーリーに、体験者自身が”関われる”箇所が複数用意されているのも見どころの一つです。本作においてタイトルにもある「Feather(羽)」は「はげまし」の象徴であり、主人公の少女が夢を抱いたり、困難にぶつかったりする度に体験者の手元に羽根が現れます。体験者は少女の姿を見るだけでなく、それを少女に手渡すことでエールを送ることができ、インタラクティブに作品世界の中に入ることができるというわけです。
このストーリーの大半はドールハウスの中で展開しますが、実はその展開と上映前に読んだ絵本の内容がラストの伏線になっています。それは実際に見てのお楽しみ!

【レポート】体験者が映像に”関われる”インタラクティブなVR映画「Feather」を見てきた
上映終了後、スタッフの方の誘導に従い再び絵本を開いたら、上映前にはなかった白い羽根がページに挟まれていました。上映が終わった後の演出まで用意されているところに世界観へのこだわりを感じました。

VRアニメーション作品「Feather」は現在も「VirtuaLink」にて絶賛公開中です。作品概要は以下のとおり。

●『Feather』作品概要●
★期間:2019年12月19日(木)~ ※上映終了時期未定
★時間:約30分 ※VR機材の着脱含む
★料金:大人/1,500円 子ども(7歳以上中学生未満)/900円
★場所:コニカミノルタプラネタリア  TOKYO VirtuaLink (VRアトラクション)
★詳細:https://planetarium.konicaminolta.jp/planetariatokyo/program/virtualink/autumn_19/

★スケジュール:https://planetarium.konicaminolta.jp/planetariatokyo/schedule/

【Feather 公式HP・SNS】
■公式HP
http://keisukeitoh.com/feather.html

■公式SNS
・Facebook:https://www.facebook.com/FeatherVR (@FeatherVR)
・Twitter:https://twitter.com/FeatherVR (@FeatherVR)
・Instagram:https://www.instagram.com/feathervr/ (@feathervr)

 

 

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