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【Slush Tokyo 2019レポート】今年のヘルシンキブースもやっぱりXR推し ヘルシンキの観光地をVRで再現した”バーチャル首都”もお披露目

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前のレポート記事でも書きましたが、2019年は日本とフィンランドが国交を樹立してからちょうど100周年にあたる年です。そんな節目に合わせたのか、今回のSlush Tokyoにおけるヘルシンキの合同ブースは、本家のSlushへの出展時とほぼ同様の大規模なセッティングとなっていました。

【Slush Tokyo 2019レポート】今年のヘルシンキブースもやっぱりXR推し ヘルシンキの観光地をVRで再現した”バーチャル首都”もお披露目

ちなみに同市は昨年のSlush Tokyoでも、フィンランドのXR(VR/AR/MR)系スタートアップを集めて開催2日間に全て入れ替えて紹介する”XR推し”ブースを展開していましたが(当時のレポート記事はこちら)、今回もその”XR推し”の姿勢は変わらず、ヘルシンキを拠点とするZOANが開発した「バーチャル首都」の試遊出展を行っていました。

【Slush Tokyo 2019レポート】今年のヘルシンキブースもやっぱりXR推し ヘルシンキの観光地をVRで再現した”バーチャル首都”もお披露目
大きなキューブ状のブースの中は「バーチャル首都」の試遊エリアとなっており、動き回っても通行人とぶつかったりしないように周囲と隔てられていたのでした。同時に試遊できるのは2人まで。1人あたりかなり広くスペースが設けられていました。

【Slush Tokyo 2019レポート】今年のヘルシンキブースもやっぱりXR推し ヘルシンキの観光地をVRで再現した”バーチャル首都”もお披露目
「バーチャル首都」とは、フィンランドの首都であるヘルシンキ市内の主要なスポットをUnreal Engine 4でVR空間として再現するプロジェクト。実は一昨年のSlush 17の同社のブースと(当時のレポート記事はこちら)、昨年のSlush Tokyoでデモ版が公開されていましたが、勿論今回披露されたのはもっと開発が進んだバージョンで、Unreal Engine 4でリアルに再現されたヘルシンキ大聖堂とその前に広がる元老院広場の様子、および同国の建築家アルヴァ・アアルトの博物館の内部を実際に動き回って見ることができました。ちなみに今回の試遊にはHTC Viveが使用されていましたが、他にもOculus Riftに対応しているそうです。

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なお、この「バーチャル首都」はアーリーアクセス版としてYoutube VR向けの簡易版を公開したのち、フィンエアーの機内サービスの一つとして搭乗者に提供したり、Oculus StoreとViveportで配信したり、さらに多人数で同時にログインできるマルチプレイ版の配信を予定しているそうで、2019年内に100万アクセスを目指すとのこと。

さらに何気に重大なニュースがサラっと紹介されていたのですが…

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ムーミンをVR/ARへ
「バーチャル首都」のヘルシンキと同様に、フィンランドの人気絵本/キャラクター「ムーミン」もVR/AR化するとか!これこそ今日本で発表するべき話題でしょう!詳細はまだ明らかにされていませんでしたが、こちらも2019年に公開予定だそうなので、引き続き続報を追っていきたいと思います。

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