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【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)

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XR(VR, AR, MR)だらけだった今年のフィンランドのスタートアップ・フェスティバル「Slush 17」、とりあえずXR関連のブースレポートはこれが最後です。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)
atomo」は、昔ながらのボードゲームのプレイ体験を”拡張”するハンガリー発のARゲームコンソールです。プレイヤーが使うコマやカード、サイコロなどの動きに合わせてテーブルの上に様々な演出が投影され、物理的なボードゲームとデジタルゲームの双方の要素を楽しめます。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)
コンソール部分はプレイヤーの頭上にあるライト。サイコロやコマ、カードの動きをセンサーで認識し、ゲームの種類や戦況に応じて光の色も変わるので雰囲気もバッチリです。現在atomoでプレイできるボードゲームは3種類ですが、将来的には開発者と連携してもっとゲームの種類を増やしたり、コンソール自体を小型化したりといったことも予定しているそうです。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)
NOYS VRはドイツ・ハンブルクに拠点を置く”ミュージシャン向けVR空間”のスタートアップ。同社はミュージシャンがVR空間の中でライブやパフォーマンスを作り、それをファンに提供するプラットフォームを提供しています。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)
プラットフォームはOculus Rift、HTC Vive、PlayStation VRに対応しており現在クローズドβテスト中で、Slush17ではOculus Rift版を試遊出展していました。VR空間内ではネオンが輝く近未来的なイベントスペースでDJがパフォーマンスをしており、体験者はOculus Touchを使って彼らに手を振ったり、拍手したり、VRお絵かきソフト「Tilt Brush」のように空間上にパーティクルや絵を出現させたり、空間内の好きな場所に移動できます。この時ログインしていたのは私一人でしたが、複数人でログインしたら本当にパーティ/ライブっぽい雰囲気が感じられて楽しいでしょうね。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)
ZOANはフィンランド・ヘルシンキに拠点を置く2010年創業のVR企業。同国のVRビジネスの先駆者的存在で、クライアントにはヘルシンキ市や鉄道庁、国鉄グループもおり、これまでありとあらゆる種類のVRコンテンツを製作してきました。このSlushのブースでは、ヘルシンキ市の定番観光地の一つであるヘルシンキ大聖堂と元老院広場の現在と過去の姿を見比べるタイムトラベル的なコンテンツや、主要都市間を結ぶ特急列車「InterCity」の車内の様子を体験できるコンテンツ、児童小説「不思議の国のアリス」の世界を体験できるコンテンツなど、同社がこれまでに手掛けた仕事のダイジェストを試すことができました。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)
Varjo Technologiesは、人の目と同程度の超・高解像度のVR HMDの実現を目指すヘルシンキに拠点を置くスタートアップ。Slush17の開催に合わせたかのように11月30日にフィンランド技術庁(Tekes)より670万ドル(約7億5000万円)の大型調達を行ったため、同社のブースには長蛇の列ができ、イギリスのウィリアム王子も立ち寄ってプロトタイプのデモを体験したとのこと。既に同社は開発パートナーとして20世紀FOX、エアバス、アウディ、テクニカラー、BMW、フォルクスワーゲンと提携しており、彼らに向けて2018年第1四半期にプロトタイプのβ版を出荷する予定です。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)
北欧およびバルト三国向けに決済サービスを手掛けるデンマークのNetsは、VR空間内で実際にショッピングができるOculus Rift向けのデモを出展していました。HMDをかぶると、眼前に自動販売機やインテリアショップが現れ、実際に商品を手に取りながら吟味して価格や商品の詳細をチェックし、カートに入れて最後に決済まで行うことができます。やっていること自体はただのネットショッピングですが、3DCGとはいえ自分の手で商品を手に取ってカートに入れる作業は楽しく、まさに”未来のショッピング”という感じでした。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)
この写真を見てピンと来た方は鋭い!そう、これは先の記事でもレポートした米Leap Motionのセンサー。これで体験者の手の動きをトラッキングしてVR空間内に反映していたのでした。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その3)
最後に、これは厳密にはVRとは言えないかもしれませんが実際にプレイして面白かったのでご紹介します。これはスプリングが仕込まれた台の上に乗って体重をかけて動くと、その動きがそのまま画面内に反映されるアーケードゲーム的なスノボシミュレーションゲーム「PlayFloor」(提供はロヴァニエミ拠点のスタートアップのMarabas)。日本人の感覚だとゲーセンにあったら楽しそうだと思いますが、実際には子供からお年寄りまでプレイできる運動不足解消のためのフィットネス機器だそうで、幼稚園や学校、老人ホーム、オフィス、ジムなどにレンタルする活動を行っています。またスノボ以外のゲームもあるとか。

実はこれらの他にもまだまだ多くのXR系企業の出展ブースがあったのですが、たった一人で全てのデモを試すのはとても不可能で、これが精一杯でした。Slushはフィンランドおよび欧州のスタートアップシーンを映す鏡のようなイベントですが、今まさにXRがお祭り状態なのでしょう。その一方でゲーム系の出展はほとんどなく一段落した感がありましたが。来年3月に開催される日本ご当地版「Slush Tokyo 18」は一体どのような雰囲気になるのでしょうか?

(その1)はこちら
(その2)はこちら

Slush 17全レポート記事はこちらから
2017年フィンランド渡航に関する記事はこちらから

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