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【TGS2018レポート】墨絵で浪人の人生と選択を描くアメリカ発の純和風シミュレーションゲーム「Tale of Ronin」

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【TGS2018レポート】墨絵で浪人の人生と選択を描くアメリカ発の純和風シミュレーションゲーム「Tale of Ronin」

東京ゲームショウ2018のインディーゲームコーナーにて、全てのアートワークを渋い墨絵で表現したシミュレーションゲーム「Tale of Ronin(浪人の物語)」が試遊出展されていました。見ての通り純和風のゲームですが、開発したのはなんとアメリカ・テキサス州に拠点を置くディベロッパーのDead Mage。開発チームの中に日本人は一人もおらず、すべてアメリカ人の手による作品とのこと。なんでも開発者の一人でスタジオ・リードを務めるAmir H Fassihiさんはご両親の仕事の都合で中学生の頃に日本に住んだことがあり、その時に黒澤映画や時代劇に触れて侍に興味を持ったのだとか。またグラフィックを担当するアーティストの中には日本の墨絵技法を学んだ人もいるそうです。

【TGS2018レポート】墨絵で浪人の人生と選択を描くアメリカ発の純和風シミュレーションゲーム「Tale of Ronin」

【TGS2018レポート】墨絵で浪人の人生と選択を描くアメリカ発の純和風シミュレーションゲーム「Tale of Ronin」
ゲームの内容は、プレイヤーが様々な理由から浪人になってしまった侍の一人となり、村を出て放浪して事件や人(NPC)に出くわし、その時々の選択によって人生をシミュレーションするというもの。浪人は全部で7人いますが、どの浪人の人生をシミュレーションするかはランダムでプレイするごとに異なります。NPCには、ただ話しかけてくる人、頼み事をしてくる人、ものを売っている人、因縁を付けてくる人、はては盗賊と善悪入り混じっており、選択によっては戦いになることもあります。しかし面白いのが戦いに負けて死んだ後。普通のゲームなら、そこからリトライするかゲームオーバーになるかですが、本作は主人公が死亡すると別の浪人となってまたプレイが続き、しかも前の主人公の選択が次のプレイに反映されます。例えば、もの売りのNPCを殺して品物を奪ったり、村を襲撃したりといった悪いことをすると、次の主人公でのプレイにそれらが影響し、何か悪いことが起こるといったように。これぞまさしく輪廻転生と因果応報。Dead Mageはこのシステムを「セカイシステム」と呼んでいます。

【TGS2018レポート】墨絵で浪人の人生と選択を描くアメリカ発の純和風シミュレーションゲーム「Tale of Ronin」
村の外で落ち武者崩れの追いはぎに遭遇!戦いは避けられないようです。

【TGS2018レポート】墨絵で浪人の人生と選択を描くアメリカ発の純和風シミュレーションゲーム「Tale of Ronin」

【TGS2018レポート】墨絵で浪人の人生と選択を描くアメリカ発の純和風シミュレーションゲーム「Tale of Ronin」
バトルはコマンド選択式で、「構え」と「一撃目の技」「二撃目の技」を選択して組み合わせて戦います。構えは中段と下段があり、どちらを選択するかによって一撃目に使用できる技の種類が変化し、また一撃目に何を選択したかによって二撃目に使用できる技も変化します。ある特定の組み合わせを選ぶと、通常では使用できない特殊な技も発動するそうですが、それはプレイしてのお楽しみ。本作はとことん「選択」するゲームなんですね。

【TGS2018レポート】墨絵で浪人の人生と選択を描くアメリカ発の純和風シミュレーションゲーム「Tale of Ronin」
キャラクターにHPゲージはなく、先に3回相手に攻撃をヒットさせた方が勝ちという非常にシンプルなシステム。キャラクターの動きを薄墨の残像で表現しているのがスタイリッシュ!

【TGS2018レポート】墨絵で浪人の人生と選択を描くアメリカ発の純和風シミュレーションゲーム「Tale of Ronin」
斬られた時の衝撃ももちろん墨で表現。血は朱墨で表現します。

【TGS2018レポート】墨絵で浪人の人生と選択を描くアメリカ発の純和風シミュレーションゲーム「Tale of Ronin」
いずれの浪人も放浪の途中で事件や人に出会う…というのが本作の流れですが、時には立ち寄った村の住人からしばらく留まって欲しいとお願いされることもあります。浪人になっても誰かのために働く侍としての人生を全うするか?それともやりたい放題デタラメな人生を送るか…本作はいずれの選択も可能です。まさに人生そのもの。

【TGS2018レポート】墨絵で浪人の人生と選択を描くアメリカ発の純和風シミュレーションゲーム「Tale of Ronin」

【TGS2018レポート】墨絵で浪人の人生と選択を描くアメリカ発の純和風シミュレーションゲーム「Tale of Ronin」
7人の浪人にはそれぞれ固有の名前と設定があり、自らの意思で出奔し浪人になった人もいれば、時代の荒波に呑まれてやむを得ず浪人になってしまった人と様々。死ぬ度に新たな浪人として生まれ変わり、7人全員が一巡するまで世界が継続し続けます。良い浪人人生を送るか、悪い浪人人生を送るかは全てプレイヤーの選択次第です。

本作は「浪人たちの人間的な面に焦点を当てる作品」として開発しているそうですが、浪人を通して人間の人生そのものを表現した作品ではないかと感じました。何をするにも選択の連続で、どんな選択をしたかがその後に影響する…それは今も昔も変わらない人生の法則と言えるでしょう。
正式なリリース時期はまだ未定ですが、PC、Nintendo Switch、PS4向けに2019年内にリリースすることを目指し開発を進めているとのことで、タイトルの公式サイトからメールアドレスを登録しておくと最新情報を受け取ることができます。サイトは日本語表記にも対応しているので、興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。

Tale of Ronin
http://www.taleofronin.com/jp/

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