先日隣町のスーパーで「なめこスナック」を買いました。秋田県横手市なんてクソ田舎の、それも農村の僻地のスーパーにさえなめこ商品が並んでいるとは、つくづくなめこの人気っぷりを実感します。
んふんふ!(なめこのおまけシールが出た!)
なめこスナック チョコレート味 6個入り BOX (食玩)
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これ、シーズンごとにパッケージやおまけシールのデザインが変わるんですよね。上記のものは冬に発売されたバージョンなので…
バレンタインデー&ホワイトデーにちなんでか、お菓子をモチーフにしたデザインのおまけシールが入っています。これらはアプリや他のグッズでは見られないデザインなのでとてもレア。みんなかわいい!というか美味しそう!中でも私はこのデザインに惹かれました。
「クッキーなめこ」。もともとがクッキーをモチーフとしたデザインなのでお菓子との相性抜群!カップケーキに腰掛けているデザインも多分ここでしか見ることはできないでしょう(アプリ内では立ってる)。で、眺めているうちにふと気付いた。
スイーツデコの製作手法を応用してフィギュアを作れないものか?
クッキーなめこ自体がクッキーですからね。カップケーキの上にクッキーが乗っているようなものです。以前作ったなめこの味噌汁のフィギュアのようにツルツルに磨く作業もエアブラシ塗装もこれなら必要ありません。
ということで急遽クッキーなめこのフィギュアを作ることにしました!
まず最初に作らなければならないのは土台となるカップケーキ。シールの絵柄を参考に、同じような黄色いカップを用意します。上記のものはシリコン製ですが、まあ色が同じなら材質はプラでも紙でも何でも良いと思います。
次に用意するのは白い軽量紙粘土。カップからちょっとはみ出すぐらいの量を適当に取ります。ちなみに今気付きましたが、これと同じ紙粘土を以前のなめこの味噌汁フィギュアでも使っていました。これで味噌汁に入れる木綿豆腐を作ると良い感じになるんですよね。
これにカップケーキの色っぽい茶色のアクリル絵の具を混ぜ、全体が均一になるまで捏ねまくります。ここでポイントなのは、手の体温で多少紙粘土が乾き気味になっても水を加えたりせず、敢えて乾いたパサパサ感を出すこと。その方がお菓子の生地特有のざらついた質感を表現できます。
色が均一になったら上からちょっとはみ出すようカップに詰め込みます。
そして使い古しの歯ブラシで表面を叩いて荒らしながら全体の形を丸く整えていきます。
この状態で紙粘土を乾燥させるため一旦放置します。ここ秋田県横手市は3月下旬でも残雪が2メートル以上積もっているのでまだストーブ&こたつが手放せません。これらは紙粘土の乾燥を促進させるには持ってこいです。
紙粘土が完全に乾燥したら、一度それをカップから外します。
次に紙粘土とカップを固定するため、底の部分に接着剤として補修用のシリコンコーキングを塗ります。なお、今回はカップがシリコン製だったので同じ成分であるシリコンコーキングを使用しましたが、カップが紙製やプラ製の場合は木工用ボンドやゼリー状の瞬間接着剤、ゴム系のGボンドなどでも大丈夫でしょう。
こうして紙粘土を再度カップに押し付けて接着します。基本的にシリコンコーキングは空気中の湿度に触れて硬化するので、このまましばらく放ったらかしにしておけばそのうち固まります。
さて次はカップケーキの上にかかっているイチゴチョコ(?)部分を作ります。
そこで登場するのが色付きグルースティック。最近は様々な場面でグルーガンが使われるようになったので、あらかじめ様々な色に着色されているグルースティックが増えました。
これを紙粘土の上にグルーガンでいい感じに盛っていきます。
チョコが下にたれている感じを出すのにちょっとコツがいるかも。しかしこれを上手くやらないと美味しそうな感じが出ないので何気に重要な作業です。
仕上げにグルーのデコボコを滑らかにするためライターやチャッカマンの火を直接当てます。この時ほかの部分を焦がさないように注意して下さい。
次にイチゴチョコの上に乗っているチョコスプレーを付けるのですが……ここで閃いた!
チョコスプレーとしてネイルアートやデコに使用する直径1mmの極小半面クリスタルを使ってみました。これで一気にキラキラ感が増したような気がします。接着にはアクセサリー製作でもよく使われている「エポキシ接着剤」を使いました。
KONISHI コニシ ボンド クイック5 15gセット(ブリスターパック) 5個セット ♯16123
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こういうやつ。田舎でもホームセンターのDIYコーナーに行けば大抵売っています。早く作業を進めるには5分で硬化するタイプのものがオススメ。
とりあえずこれで土台となるカップケーキが完成しました。次はいよいよクッキーなめこを含むトッピング類を作っていきます。
〜Vol.2へ続く〜