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【フィギュア作り】”なめこの味噌汁”のフィギュアが欲しい!でも売ってない!なら作る!〜原型製作編〜

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私は「おさわり探偵 なめこ栽培キット」アプリシリーズの1つ「おさわり探偵味噌汁」のメインビジュアルになっている「味噌汁に浸かっているなめこ」のイラストが好きです。

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↑こんなの

もっと大きな絵はこちら↓

頭にタオル(手ぬぐい?)を乗せた姿がかわいい!…しかしこの”なめこの味噌汁”、実は現時点ではグッズ化されていないのです。Tシャツや文房具などのプリントモノもなければフィギュアやぬいぐるみなどの立体モノも無い!やはり他のアプリに比べて「おさわり探偵味噌汁」が地味なせいか…

そこで、自分で”なめこの味噌汁”のフィギュアを作ることにしました。もうなめこのオフィシャルフィギュアもガチャフィギュアもプライズトイも死ぬほど出ているというのに!さらに最近は海洋堂すら参入して「なめこの山」を発売したというのに!なのに今更フルスクラッチ(一から全部自分の手でフィギュアを彫刻すること)でなめこのフィギュア製作。しかし「売っていないけれど欲しいものを自力で作る」という姿勢こそがフィギュア製作の原点であり、ガレージキットの始まりでもあります。

ということで、このフィギュアを作るのにまず必要なのは土台となる「お椀」。100円で買えたら儲けもの…とダイソーに行ったところ…

あった!

このゴツゴツした感じが丁度良い!このお椀をベースになめこのフィギュアを作っていきます。


原型彫刻の手順は以前のAngry Birdsフィギュアと同じですが、今回のなめこはサイズが大きいので、新聞紙を適当に棒状に丸めたものをさらにアルミホイルで包み量(かさ)増しをして芯材としました。もうアルミホイルすらケチります。


その芯の上にエポキシパテを盛ってなめこの形を作っていきます。なお、今回使用したエポキシパテはこちら↓

新聞紙&アルミホイルの芯に軽量タイプのエポキシパテなので超軽い原型となりました。


なんとなく削ってみたところ。お椀との対比はだいたいこんな感じです。しかしこれだとなめこ汁というより松茸汁みたいですね…。


ガイド線も描きつつさらにちゃんと削ってなめこの形を出していきます。


なめこの基本の形がなんとなくできた!顔を描いたら完成形が見えてきました!んふんふ♪


そしてここで一回サーフェイサーを吹きます。そしたら出るわ出るわ、微妙な傷や凹み、歪みが…


ということで、そういうところには片っ端からラッカーパテを盛っていきます。


ラッカーパテが完全に乾燥したらサンドペーパーで丁寧に磨いていきます。


そして顔を描いて…


彫刻刀で彫ります。あと体にある筋も忘れずに彫ります。


さてここでなめこの「手」(というか腕?)を作りますが、なめこの手は細いのでパテでそのまま彫刻しても強度が足りずすぐ折れてしまいそうです。そこで…


アルミ線登場!直径2.5mmのアルミ線をそのままなめこの腕として使用することにします。


アルミはとても柔らかいので切るのも削るのも超簡単!プラスチックや樹脂の加工とさほど変わりません。これを適当な長さに切ってなめこに刺し、流し込みタイプの瞬間接着剤で固定します。


そして忘れちゃいけない頭のタオル。こねた後のばして四角く切ったエポキシパテを畳んでなめこの頭の上に乗せ、硬化する前に使い古しの歯ブラシで叩いてブツブツにしタオルっぽい布の質感を出します。


お椀に入れてみたところ。んふんふ♪


そして最後の仕上げにホワイトサーフェイサーを吹いては磨き…を繰り返して原型完成。しろなめこではありません

おさわり探偵 なめこ栽培キット しろなめこフィギュア
おさわり探偵 なめこ栽培キット しろなめこフィギュア
………。

 

この後、何個も同じものを作りたい場合はシリコンで型を取ってキャスト(無発泡ウレタン樹脂)で複製するところですが、今回は特に複数は要らないのでこのまま原型にペイントをしようと思います。ペイント編はまた別記事にUPする予定ですのでどうぞお楽しみに!

〜塗装編〜へ続く

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