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【現地レポート】HiPiHi社、シンガポールでngi groupからの出資を含むグローバル戦略を発表

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すでにお伝えしたように、ngi groupは20日、仮想空間プラットフォームを提供するHiPiHi社(本社:北京、代表取締役:許暉)への出資を発表したが、これと合わせて、HiPiHi社は現在シンガポールで開催中の仮想世界をテーマとしたカンファレンス「State of Play V」にて同社のグローバル戦略について発表会見を行った。
現地より、発表の様子をレポートする。

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1日目のカンファレンスセッション終了後、プレスルームを会場として会見が行われた。HiPiHiは当日のカンファレンスで何度も名前があがり、注目度を伺わせていたが、この会見も当日の案内にも関わらず立ち見のでる盛況ぶりであった。

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ngi groupからはngi group執行役でありngi groupの3Dインターネット分野を担当する子会社3Di株式会社の代表取締役副社長CTOである竺 振宇氏が会見に同席した。

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HiPiHi社のグローバル戦略について説明を行う許暉(Hui XU)氏(写真中央)

HiPiHi社のグローバル戦略は3つに分けられる。
ひとつ目は「3Dプラットフォームの標準化に関連したハードウエア・ソフトウエアを確立するため、ネットコミュニケーション分野の世界的なリーダーと協力関係を築く」こと。
ふたつ目は「HiPiHiと他のメジャーな3D仮想世界との相互運用を行い、これらの標準化作業を完了することで、異なる仮想世界間の相互運用性をユーザーのためにもたらす」こと。
そして最後が「HiPiHiのグローバル・バリュー・チェーンを確立するために『global market partnership project』『third party developer project』『community partnership project』の3つのプロジェクトを立ち上げる」ことである。
ngi groupからの出資受け入れは、この戦略に沿った最初のステップとなるものだ。
HiPiHi社代表取締役の許暉(Hui XU)氏は本誌の取材に対し、以下のように語った。
「中国のマーケットは世界で第2位であり、日本は世界で第2位の経済大国です。これからのVirtual Worldにおいて日本のユーザーが入ってくることはVirtual Worldの発展に大きな貢献となります。それと同時にユーザーリソースを共有していくことはHiPiHiのグローバル化の原動力になります。HiPiHi社とngi groupで日本マーケットを開拓し、まったく斬新な、(文化的な意味も含んだ)本当の多次元世界をつくることを期待しています。」

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