「はむころりん」は、ゲームサークル「illuCalab」によるスマートフォン向け新作ひっぱりアクションゲームです。ブースにも飾られているまんまるな動物たちをステージ上でひっぱって進む方向に飛ばし、ころころ転がしてゴールを目指しつつ、ステージ上に配置されているアメやフルーツを集めていくという内容で、こう書くとカジュアルゲームのように感じるかもしれませんが、やってみるとこれがなかなか難易度が高く、非常にやり応えのあるゲームでした。
タイトルは「”はむ”ころりん」ですがハムスター以外のいろいろな動物がプレイアブルキャラとして登場します。
チュートリアルはなだらかなステージですが、先に進めば進むほど街や草原など多種多様なステージが連なり、坂道や階段、溝、細い道、段差と構造も複雑になっていきます。基本的にゴールを目指すステージクリア型で、貯めたアメとフルーツの数だけ動物を飛ばすことができますが、それらの蓄えが尽きたらゲームオーバー。貯めたアメやフルーツをポイントに交換して動物を成長させたり、新たな動物を開放したりする収集・育成要素もあります。
こうして動物の進む方向を決めてピョンッ!と離すとその方向に飛びます。離すタイミングで飛ばす強さも調節することができ、その強弱によって動物の挙動も変化するなど物理も結構シビアです。例えるなら、鳥を引っ張って飛ばす「Angry Birds」シリーズをフル3Dにして敵と戦う要素を抜いた感じです。
この黄色い星があるところがゴール…なんですが、ゴールも普通の場所には置かれておらず、このように段差のある建物の屋上、しかも面積も狭いところにあったりと、なかなか一発では到達できないような場所にあります。まるでゴルフのホールインワンを狙うかのよう。
下り坂では転がるスピードも加速するので、その勢いを利用して次のコースを進みます。
こちらはプレイアブルキャラをハムスターからウサギに切り替えたところ。動物たちにはそれぞれ特徴やスキルが設定されており、それを上手く利用することでスムーズにステージを進むことができます。例えば上のウサギだと、ハムスターよりもジャンプ力があるため高低差のあるコースを進みやすくなります。
こんな大きな段差もウサギなら上手く柵のあるところを避けて飛ばすことで一回で登れます。
なお、見ての通りステージはフル3Dなので、正確に引っ張って飛ばしステージ中のアメとフルーツを集めるだけでなく、効率よくゴールに到達できるショートカットコースを見つける”裏技探し”的な要素もあるとのことで、カジュアルな見た目に反してガッツリやり込める仕掛けも随所に施されているようです。
この「はむころりん」のリリースは今春の予定で、現在「予約トップ10」にて事前予約を受け付けています。
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