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【レポート】東北から世界を変える起業家を育成する集中支援プログラムがスタート そのキックオフイベントの模様をお届け

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【レポート】東北から世界を変える起業家を育成する集中支援プログラムがスタート そのキックオフイベントの模様をお届け

2018年7月17日(火)に、仙台市内にあるコワーキングスペース「enspace」にて、東北のベンチャー企業の成長を加速させる集中支援プログラム「TOHOKU GROWTH Accelerator」および東北の社会起業家の立ち上げと成長を後押しする「TOHOKU Social Innovation Accelerator」の2つの集中支援プログラムを説明するキックオフイベントが開催されました。

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【レポート】東北から世界を変える起業家を育成する集中支援プログラムがスタート そのキックオフイベントの模様をお届け
現在、仙台市は「日本一起業しやすい街」になることを目指しており、その実現に向けて様々な起業支援体制の強化を図っています。これまでも駅前の複合ビルの中に仙台市起業支援センター「アシ☆スタ」を開設したり、複数日に渡って様々なプログラムを実施する起業家応援イベント「SENDAI for Startups!」を開催したりと、起業の啓発・促進を行ってきました。これらの取り組みの結果、仙台市内および宮城県内に多くの起業家が生まれましたが、それをさらに東北一円に広げるため、昨年起業家育成プログラム「TOHOKU Accelerator」を始動。その結果、東北全域と東京から121プランの応募があり、そのうち15チームが採択、デモデイ等での起業等とのマッチングは222件にも及び、全チームの資金調達額は約5350万円(申請中も含む)に上りました。

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仙台市では、東日本大震災からの東北復興には、新たな未来を切り開いていく人材が不可欠であり、起業家は最も重要な人材と考えており、今後さらに成長を加速させるという意味から、昨年までの「TOHOKU Accelerator」から「TOHOKU ”GROWTH” Accelerator」へと名称変更。かねてより東北の起業家支援を行っている一般社団法人MAKOTOが受託者となり、東北にてTech(特にICT)や大学の研究成果などを活用しイノベーションの創出を目指す起業家を育成します。

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なお、仙台の開業件数は東日本大震災があった2011年からずっと右肩上がりで、特に前述の仙台市起業支援センター「アシ☆スタ」の開設以降その伸びが顕著になっています。しかし…

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日本国内の都市ごとの開業率ランキングでは惜しくも福岡市に次いで0.39%差で第2位!惜しい!今では「西の福岡、東の仙台」と言われるくらい両市は「起業の街」として知られるようになりましたが、やはりここは日本一になりたいところです。

【レポート】東北から世界を変える起業家を育成する集中支援プログラムがスタート そのキックオフイベントの模様をお届け
このアクセラレータープログラムは東北復興から始まっていますが、だからといって最終目標は「東北から東北を変える」ことではありません。むしろ東北、日本を飛び越えて「東北から世界を変える」ことを目指しています。新たに大きな事業を作るなら、最初からグローバルを目指さなければならないということなのでしょう。

この「TOHOKU GROWTH Accelerator」のビジネスプランの募集は既に始まっており(締め切りは8月24日)、9月に書類審査および5名程度の対象者を決定、10月~2019年2月までベンチャー企業経験者や大企業、ベンチャーキャピタルなどによる個別集中支援(メンタリング)を行い、同年2月下旬に予定されている仙台起業家週間にて成果発表を行うというスケジュールです。対象者は東北出身&在住者だけでなく「東北に移住して起業」を希望する人もOKです。

この「TOHOKU GROWTH Accelerator」は、前述のようにTech(ICT)分野での起業をサポートするプログラムですが、もう一つの「TOHOKU Social Innovation Accelerator」は、社会的な課題の解決を目指す「社会起業家」に特化したプログラムで、一般社団法人IMPACT Foundation Japan(INTILAQ)が受託者となって進められます。

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社会起業家とは、社会的課題に対し持続可能な解決策に挑戦する起業家のこと。世の中のために活動するならボランティアやNGO、NPOでもよいのでは?と言った声が未だにありますが、このプログラムでは東北だけでなく国内外の社会課題に対してイノベーションを起こし、かつビジネスとして成立させられる人材の育成を目指します。

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こちらのプログラムは講座制となっており、基本講座(10回)と選択制の実践講座(12科目)、ワークショップの3つで構成されています。何らかの社会課題をビジネスを通じて持続的に解決したいという強い想いと、そのためのアイデアを持っている人であれば、個人・法人は問わず、また第二創業として法人の代表者が参加するのも歓迎だそうです。具体的なスケジュールは、8月24日までエントリーシートの応募を受け付け、9月に書類審査と面接審査などにより対象者を決定(10名程度)、9月15日~2019年2月までアクセラレーションプログラムを実施し、先の「TOHOKU GROWTH Accelerator」と同様に2月下旬に仙台起業家週間内での成果発表を行うというもの。なお、こちらは「早く来た人ほどやる気がある」と判断するそうなので、早く応募すればするほど選考で有利になるとのこと。ということで迷っている人はお早目に!

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このキックオフイベントで最も印象に残ったのは、「1000年に一度の大災害が1000年に一度の交流を生んだ」という言葉が出てきたことです。またイベント終了後に同じ会場で行われた懇親会でも「東日本大震災は東北が世界中に知られる千載一遇のチャンスだった。逆にこのチャンスを今生かせなかったらもう東北は終わりだ」という言葉が出てきました。この仙台のアツい「起業熱」の礎は、東日本大震災をチャンスだと捉える「災い転じて福となす」ポジティブ精神と、今動かなければ即死…という切羽詰まった危機感なのかもしれません。

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