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【レポート】フィンランドを一躍”スマホゲームの国”にした「アングリーバード」の公園ってどんなの?実際に行って見てきた

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【レポート】フィンランドを一躍”スマホゲームの国”にした「アングリーバード」の公園ってどんなの?実際に行って見てきた

卵を盗んだ豚たちに怒った鳥たちが体当たり特攻をかます……Rovio Entertainmentの看板タイトル「Angry Birds」は、2009年12月にiOS向けゲームアプリとしてリリースされるやいなや世界中で大ヒットし、全世界累計30億ダウンロードを突破してフィンランドを一躍”スマホゲーム大国”に押し上げた人気タイトルです。ヒット以降はゲームだけにとどまらずグッズ化、書籍化、アニメ化、映画化とクロスメディア展開が行われ、ゲームの世界を体感できるパークも母国フィンランドをはじめとする世界各国に建設されました。なお、一部報道ではこのパークを「テーマパーク」と報じているところもありますが、実際には来園者が自分たちで体を動かして設置されている遊具で遊ぶ「アクティビティパーク」で、一般的な遊園地とは異なります。そんなAngry Birdsのアクティビティパークが一体どんな感じなのか?せっかくヘルシンキに滞在したので見に行ってきました。

■目指すはヘルシンキとの境目付近にある「Leppävaaran Angry Birds-puisto」
Angry Birdsのアクティビティパークはフィンランド国内に10ヵ所もありますが、そのうち3ヵ所が首都ヘルシンキの隣街であるエスポーに集中しています。それはなぜか?Rovioの本社がエスポーにあるからです。そりゃお膝元の街なんだから複数作りますよね。

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Google Mapsで調べた時の画面。「Puisto」はフィンランド語で「公園」の意味です。

そこでそれぞれの位置を確認したところ、一つは先日訪問したアールト大学よりもさらに先にあり、もう一つはもっと遠くのボドム湖(未解決のボドム湖殺人事件の舞台でメロディック デスメタルバンド「Children Of Bodom」のバンド名の元ネタ)の畔にあり移動が大変そうです。しかし一番東にある「Leppävaaran Angry Birds-puisto」は、住所こそエスポーですがヘルシンキ寄りで、ギリギリまでヘルシンキ市内の駅まで電車で移動し、そこから歩いて行こうと思えばできなくはありません。

■フィンランドの公共交通事情
ヘルシンキはトラム(路面電車)、バス、地下鉄、普通電車、フェリーといった公共交通が全て同じヘルシンキ交通局運送会社(HSL)による運行のため、市内の移動であれば一回切符を2.9~3.2ユーロ(約386円~426円。買い方によって値段が異なる)で買ってしまえば、以降一時間以内は何回乗り換えてもOKというお得なシステムです。ところがお得なのはヘルシンキ”市内”だけで、エスポーや国際空港のあるヴァンターなど隣街に越境すると料金は一気に5~5.5ユーロ(約666円~732円)に跳ね上がります。

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アールト大学に行った時に買った切符。旅行者は自販機で買うのがお手軽かつ料金も安くなるのでオススメです。自販機は硬貨・紙幣よりもクレジットカードに対応しているものの方が多くキャッシュレス化が進んでいます。

ちょっと隣街に、しかも公園を見に行くだけなのに700円も払ってられるか!200円以上多く払うくらいなら歩いてやる!…と調べたところ、エスポー市との境目にあるヘルシンキ市内のMäkkylä駅からだと「Leppävaaran Angry Birds-puisto」まで徒歩30分程度で行けることが判明。海外旅行中の30分なら十分許容範囲です。そこでMäkkylä駅までとりあえず電車で移動し、そこから現地まで徒歩移動することにしました。

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帰りも同じルートにすれば同様に交通費をケチれます。ちなみに一日のうちに様々な場所に行く予定がある場合は、24時間ヘルシンキ市内の交通機関を使い放題になる一日券を9ユーロで購入するのがお得です。

■Leppävaaran Angry Birds-puistoは”宇宙版”だった
ということで地道に歩いて「Leppävaaran Angry Birds-puisto」に行ってみたら…

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人っ子一人いやしねえ!
これ、写真では真っ暗で夜っぽい雰囲気ですが時刻は16:00台でまだ夕方です。冬のフィンランドの日没時間は15:30頃なので、ちょうど日が暮れ切ったところに到着してしまったんですね。それにしてもまだ夕方なんだから、学校帰りの子供が遊んでいてもいいようなものですが…。一応足跡はたくさんあるから、日のあるうちに遊んで暗くなる前に家に帰ってしまったのかもしれません。それにしてもいい齢こいた大人がたった一人で異国の公園の写真を撮りまくるなんて寂し過ぎる…。

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このゲートを見てピン!と来た方はモバイルゲーム通でしょう。そう、ここはAngry Birdsでも通常バージョンではなく”宇宙バージョン”の「Angry Birds Space」(iOS/Android)をモチーフとしたアクティビティパークなのです。同タイトルがリリースされたのは2012年3月、RovioがAngry Birdsのアクティビティパークの建設に乗り出したのも2012年からなので、このパークはまさにゲームがリリースされたばかりの頃に作られたんですね。

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このように園内の看板も遊具も全てAngry Birds Space仕様のデザインで展望台はロケット型。設置されている豚のスタチューはゲーム内の宇宙服を模して透明カプセルに入っています。

【レポート】フィンランドを一躍”スマホゲームの国”にした「アングリーバード」の公園ってどんなの?実際に行って見てきた
展望台に登ると園内を一望できます。本当は地面もカラフルにペイントされているのですが、残念なことに前日の12月1日に雪が降ってしまったため地面が全て隠れてしまいました。

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展望台から豚のスタチューを見たところ。近くで見ると意外と大きかったです。

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お!と思ったのは、展望台に描かれているイラストの”裏側”がちゃんと描かれていたこと。あと、こんな所をわざわざ見る子がいるのか?というちょっとしたスペースにもゲーム内の絵を加えていて遊具とゲームに対するこだわりを感じました。ちなみにこの金の卵はゲーム内の隠し要素的な存在で、これをステージ上で見つけてGETすること自体がゲームのようなもの。これを敢えて見つかりにくいところに付けているなんて相当なこだわり具合です。

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もちろん園内にはゲームのプレイアブルキャラクターである鳥たちのスタチューもあったのですが、レッドのスタチューの傷みだけが妙に突出していました。きっと主人公だから他の鳥よりもたくさんの子供たちに触れられたせいでしょう。ある意味人気の証と言えます。

なお、Angry Birdsアクティビティパークのレイアウトや遊具の種類は場所ごとに全て異なっており、普通バージョンのAngry Birdsの遊具のところもあれば屋内スペースのところもあったりと多種多様です。今回はAngry Birds Spaceバージョンのパークを見ることができたので、次は別のバージョンのパークを見てみたいです。その際は寒々とした写真ではなくもっと”賑わい感”のある写真を撮りたいと思います。

2017年フィンランド渡航に関する記事はこちらから

 

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