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【Slush Tokyoレポート】SNSからユーザーの性格や思考パターンを解析し武器を生成するゲーム「Last Standard」

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フィンランド・ヘルシンキ発祥のスタートアップ・フェスティバル「Slush Tokyo」が3月29日、30日に東京ビッグサイト東7ホールにて開催されました。ここからは同イベントで見た面白い出展ブースをご紹介します。

今回のSlush Tokyoではセッションよりも出展ブースをたくさん見たのですが、意外なことにゲーム系の出展がまるでなく、見つけられたのは株式会社I From Japanが開発する「Last Standard」のみでした。

【Slush Tokyoレポート】SNSからユーザーの性格や思考パターンを解析し武器を生成するゲーム「Last Standard」

「Last Standard」は、TwitterなどのSNSのアカウント情報からユーザーの性格や思考パターンを解析する「サイコダイブシステム」によって、そのユーザーだけの武器や防具を生成するPC向けアクションゲームです。毎日Twitterを使用しているユーザーでも、どれだけ、またはどんな内容のTweetを投稿しているかはそれぞれ異なり、その組み合わせはまさに無限。そんなSNSの情報から絶対に誰とも被らない自分だけの武器や防具を作ることができます。

【Slush Tokyoレポート】SNSからユーザーの性格や思考パターンを解析し武器を生成するゲーム「Last Standard」

例えば同じ「剣」でもユーザー情報によって長さや色、形状が変わり、その後も逐次送信されるゲーム内のユーザーの行動情報によってリアルタイムに形状や質量などのパラメータが変化していきます。さらに武器のパラメータ次第で可能な攻撃やモーションも変わり、それらはユーザーが組み替えることも可能。つまりゲームをプレイすればするほど、ユーザーの個性を反映したキャラクターへと進化していくというわけです。

【Slush Tokyoレポート】SNSからユーザーの性格や思考パターンを解析し武器を生成するゲーム「Last Standard」

【Slush Tokyoレポート】SNSからユーザーの性格や思考パターンを解析し武器を生成するゲーム「Last Standard」
こちらはキャラクターの防具の生成画面。同じ箇所の防具でも色と形が変わるだけで全然印象が違ってきます。自分のTwitterアカウントからゲームのキャラクターが生まれるなんて、まるで自分の人格そのものがゲームの中に入り込むかのような不思議な感覚に陥ります。だから「サイコダイブシステム」なのでしょう。ちなみにこの「サイコダイブシステム」は国際特許出願中なのだとか。

【Slush Tokyoレポート】SNSからユーザーの性格や思考パターンを解析し武器を生成するゲーム「Last Standard」

I From Japanは2016年9月に設立されたばかりのスタートアップで、この「Last Standard」は同社の第一弾サービスです。既にSteamの開発者支援プログラム「Steam Greenlight」に登録されていますが(プロジェクトページはこちら)、登録後わずか1週間で規定の投票数を獲得し無事突破することができたそうです。

※Greenlightとは…Steamでゲームを配信する予定のディベロッパーやパブリッシャーがゲームの情報をSteam Greenlightに投稿し、そのゲームが実際にリリースするに値するかどうかを直接ユーザーの投票によって決めるというもの。

なお、同社はSlush Tokyoのピッチコンテストにも出場しましたが、残念ながら入賞には至りませんでした。しかし既に台湾の「台北ゲームショウ」に体験版を出展したりと海外向けのプロモーションも活発に行っており、実際に海外メディアにも取り上げられるなど注目を集めています。アーリーアクセス版は9月頃にリリース予定で、さらに今後はPC版けだけでなくPS4版の開発や、「サイコダイブシステム」を他社に提供し他のゲームタイトルに活用してもらうことも予定しているとのこと。

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