昨年「インディゲームエリア」に出展していたOnion Gamesが、今年はDMM POWERCHORD STUDIOブース(3-S01)内で近日配信予定のスマートフォン向け新作一筆書きパズルRPG「勇者ヤマダくん」をプレイアブル出展していました。
本作は、「Moon」などで知られるゲームクリエイターの木村祥朗さんがディレクターを、倉島一幸さんがドット絵を担当する”おじさまと女子高生のプュアラブ”がテーマのRPG。ゲームを始めるといきなりスタート画面から酔いどれのヤマダくんの歌が再生され、「これは只事ではないな」という世界観がひしひしと伝わってきます。
主人公のヤマダくんは、大手ゲーム会社に勤務するサラリーマンであるにも関わらず会社をさぼって趣味のゲーム作りに没頭するダメ人間です。
すると突然、ヤマダくんが勤めている帝国ゲームスの会長が自宅に押しかけてきて突然クビを言い渡しました。まあ会社をさぼって趣味のゲームばかり作っているのだから当然と言えば当然ですが…
ところが無職になったヤマダくん、再就職に励むと思いきや「自分の作ったダンジョンに会長を登場させて討伐する」という明後日の方向にブッ飛んだ発想をします。
こうして”勇者ヤマダくん”の冒険(妄想)が始まるのでした。上記の画面、一見ダンジョンのように見えますが実は「一筆書きパズル」。ヤマダくんのいるスタート地点からドアのあるゴール地点までを一筆書きで繋げばクリアとなりますが、見てのとおり途中にはアイテムや敵がおり、どのルートを通るかが攻略のカギになります。敵に近づくとターン制で攻撃され、特に遠距離攻撃するタイプの敵だとすぐに攻撃されてHPが削られてしまいます。「一筆書きパズル」と聞くとカジュアルなイメージがありますが、ダンジョンには様々な敵やアイテム、ギミックが仕込まれており一筋縄ではいきません。
ところでゲームの内容には直接関係ありませんが、試遊台に倉島さん本人による手描きの注意書きが置かれていたのがさり気なく面白かったです。
なお、DMMブースには勇者ヤマダくんの顔ハメ看板も置かれていました。吹き出しに好きな言葉を書き込めるようになっているので、試遊した後はここで記念写真も如何でしょうか。