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【TOKYO SANDBOX 2018レポート】プレイヤーの精神を鋭く分析するクッキークリッカー系性格診断ゲーム「Alter Ego(オルタエゴ)」

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【TOKYO SANDBOX 2018レポート】プレイヤーの精神を鋭く分析するクッキークリッカー系性格診断ゲーム「Alter Ego(オルタエゴ)」

「Alter Ego(オルタエゴ)」は、株式会社カラメルカラムが開発中のスマートフォン向け放置”性格診断”ゲームです。ゲームの仕組み自体はクッキークリッカー系のシンプルなインフレゲームなのですが、「プレイヤーの精神を分析する」というコンセプトが面白く、また一回プレイするごとに読める性格診断がやたらと鋭く、ゲームを通して自分を見つめ直すことができます。なお、開発担当者は実際に心理学を学んでいたとのこと。

【TOKYO SANDBOX 2018レポート】プレイヤーの精神を鋭く分析するクッキークリッカー系性格診断ゲーム「Alter Ego(オルタエゴ)」
スタート画面にいきなりフロイトの言葉。

【TOKYO SANDBOX 2018レポート】プレイヤーの精神を鋭く分析するクッキークリッカー系性格診断ゲーム「Alter Ego(オルタエゴ)」
ゲームの主な舞台は「心の迷宮」。ゲームを開始すると“エゴ王”が語りかけてきて、心の迷宮の扉が開きます。

【TOKYO SANDBOX 2018レポート】プレイヤーの精神を鋭く分析するクッキークリッカー系性格診断ゲーム「Alter Ego(オルタエゴ)」
迷宮には「私って何?」といった内省的なセリフや世界中の哲学者の名言が次々と吹き出しで浮かびあがり、それらをタップするごとにゲーム内ポイント「ego(エゴ)」が獲得できます。

【TOKYO SANDBOX 2018レポート】プレイヤーの精神を鋭く分析するクッキークリッカー系性格診断ゲーム「Alter Ego(オルタエゴ)」
ある程度「ego」を貯めたら、次はそれを使って本を購入します。最初に買えるのは太宰治の「人間失格」。本を購入するとそれ以後のegoの獲得量が増え、さらに心の迷宮の中に「恥の多い生涯を送ってきました」など、作品の文章も吹き出しとして登場するようになります。こうして本を買ってegoの獲得量をどんどん上げていき、またegoを貯めて新しい本を買い…というのがこのゲームの主な流れです。これ自体は至って普通のクッキークリッカー系インフレゲームの流れですが、「Alter Ego」には独自の仕組みがあります。それは、途中でキャラクターが精神分析テストを行い、それによってまたゲームが変化するというもの。

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キャラクター(女の子)はまだ開発中で現時点では黒塗りでした。

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ちなみに私は、「あなたは対象や自己に対しての良いイメージ・悪いイメージを、別のものとして隔離してますね。」という「分裂型」だそうです。結果はTwitterとLINEに投稿することができ、納得いかなかったらやり直しも可能。

性格診断を終えるたびにタップで獲得できるegoが増えるなど様々なボーナスがもらえるほか、診断結果によって心の迷宮の中に現れる吹き出しの内容も変化していき、性格診断を何度も続けていくと診断キャラクターにも変化が起きるなど、インフレゲームでありながらプレイヤーの選択によってストーリーが変化していくシミュレーションゲーム的な要素もあるのだとか。ただしこのゲームにおける”ストーリー”とはプレイヤーの精神そのもの。長くプレイし続けることによってプレイヤー自身に「自分とは何か?」と哲学させることを目指しているそうです。おそらくこれは世界初の哲学系インフレゲームになるかも?正式リリースは今夏の予定とのことなので、興味のある方は楽しみに待っていて下さい。

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