只今、Cosual Cames Associationが主催するゲーム系カンファレンスイベント「Casual Connect USA」の取材のため米サンフランシスコに来ています。
この「Casual Connect」とは、元々はその名のとおり「カジュアルゲーム」について情報交換や議論を行うイベントだったのですが、時代の流れか今ではソーシャルゲームやスマートフォン向けゲームアプリに関するセッションと出展が大半となっています。しかもUnityやらUnreal Engineやら最近ではHavokのProject Anarchyやらフル3Dのゲームが作れる開発エンジンが複数出てきたためか、ブラウザゲームやスマホゲームでもコンソールタイトル並みのグラフィックのものが増え、会場を見て周れば周るほど「そもそも”カジュアル”とは何か?」を見失いそうになります。
なお、現在「Casual Connect」はアメリカだけでなくヨーロッパやアジアでも開催されています。ちなみに今年10月には初の東欧地域での開催としてウクライナ・キエフでも開催予定とのこと。今回の「Casual Connect USA」は米サンフランシスコのヒルトンホテルで行われましたが、上記の写真にあるようにロビーから”Casual Connect仕様”になっていました。
レセプションど真ん中の柱にGREEがドーン!良い位置を取りましたね。
期間中はホテル内のほぼ全ての会議室やホールが貸し切り状態になります。それどころかレセプション前のロビーも一目見て「ああ、この人はTechギークだな」と丸分かりな人々が占拠する事態に。一応他のお客さんもいるのですが。
初日の受付は激混みで自分のバッジを受け取るのになんだかんだ20分くらいかかりました。それでも私はプレス入場だったので早い方で、一般参加の人はもっと行列で待たされていたかもしれません。
会場の一コマ。とても広く見えますが実は会場のほんの一部です。この他にもブース出展エリアと講演会場が6ヶ所ずつあり、3日間の開催期間中300名以上の登壇者による250以上のセッションが行われます。日本のイベントに例えるならゲーム開発者向けのカンファレンスイベント「CEDEC」が一番近いかもしれませんが、もう規模が違います。あと講演者も出展ブースも一般参加者も世界中からやってきます。北米での開催だからといって北米の人だけが集まるわけではないんですね。
しかしイベント中の共通語は英語です。日本人と韓国人と中国人のパネルディスカッションでもみんな英語。他の開催地ではどうなんでしょうか?
会場内では無料Wi-Fiが利用できますが、これもスポンサー企業によって提供されています。というかイベントでのサービスのほぼ全てはスポンサーの提供によるものです。
…で、ここからが海外イベントの良いところ!
おやつ食べ放題!
コーヒー、お茶、牛乳飲み放題!
昼食タダ!しかも食べ放題!
夕方になると酒も飲み放題!
これらも全てスポンサー企業の提供によるものですが、これは是非日本のイベントにも取り入れて欲しいシステムです。これらに加え、さらに毎日イベントが終わった後にオフィシャルパーティが開催されたり、サンフランシスコ市内にオフィスを持つ企業が独自にディナーを企画したりと夜中まで催しがてんこ盛り(しかもほとんどタダ)。なのに朝は9:00からセッションが始まるので、海外イベントは体力的にもタフでなければ乗り切れません。
ということで、これから少しずつレポートをUPしていきますのでどうぞお楽しみに!