【Japan Expoレポート】地下鉄、バス、タクシー…Japan Expoまでの移動手段はどれが一番良いのか検証してみました

 

Japan Expoの会場であるノール・ヴィルパント展示場は大型の国際展示場で、シャルル・ド・ゴール国際空港のすぐ隣という海外から来た人にとっては最高に便利な立地なのですが、パリ市内から見ると当然ながら郊外に位置しており微妙に移動が面倒な場所です。空港近くのホテルを確保できれば最高なのですが、価格が結構高いうえにJapan Expoの関係者や出展者に早くから押さえられてしまうため、一般参加者やメディア取材担当者が後から予約するのはほぼ不可能。ということで、結局パリ市内にある安いホテルに投宿しわざわざ空港近くまで移動することとなります。ノール・ヴィルパント展示場への主な移動手段は、電車、バス、タクシー(車)ですが、今回その全種類を試してみたので、私なりにそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。

■タクシー
とにかく一番楽な方法ですが、当然一番値の張る手段です。私はパリ市内のナシオン (Nation)地区に泊まっていたのですが、ナシオン〜ノール・ヴィルパント展示場の最寄り駅「Parc des Expositions駅」間にかかった時間はだいたい35〜45分で、価格は35〜50ユーロ(約4,500〜6,431円)でした。運転手さんは英語ができない人もいますが、「〇〇(行き先),s’il vous plait.(スィルヴプレ)」と言えばなんとかなります。念のためスマートフォンで行き先の地図を見せればほぼ大丈夫でしょう。ただし道が込んでいればもっと時間はかかるし、その分値段も上がります。特に日曜日は渋滞にはまりやすいので注意が必要です。
なお、Japan Expoはこの手のイベントには珍しく個人の車で来るのもOKです。ノール・ヴィルパント展示場付近には高速道路A1号線、A3号線、A104号線が通っており、どれも出口「Parc des Expositions」で降りられ、広い駐車場も複数あります。もし運転免許を持っていて英語かフランス語に自信があるなら、現地でレンタカーを借りて移動するのもいいかもしれません。

■電車
これが最も一般的な移動手段ではないでしょうか?Parc des Expositions駅はフランスの高速地下鉄RER(エール・ウ・エール)のB線のシャルル・ド・ゴール空港方面に位置しており、地下鉄を乗り継いでここに辿り着ければOKです。よく日本の旅行本やサイトには「RERは治安が悪い」と書かれていますが、実際に乗ってみたところ特に物騒な目には遭いませんでした。しかし駅と車内の汚さがシャレにならないレベルです。

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これはかなりマシな方。運が良ければまだ新しい綺麗な車両に当たることもありますが、ほとんどは薄汚い車両です。

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窓ガラスはほぼ例外無く引っ掻き傷で落書きされています。なぜここで無駄な創造力を発揮するのだフランス人よ。

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駅の中も暗くて汚くゴミが落ちているのがデフォルト。一応掃除の担当者もいるのですが…

おそらくこの暗く汚い環境のせいでRERは「治安が悪い」とされているのでしょう。また基本的に地下鉄なので道のりの大半が地下トンネルで景色を楽しめるわけでもなく、平日は通勤ラッシュがあり、Japan Expoの行き帰りも参加者でごった返し日本のイベントの行き帰りの状態とほとんど変わりません。特に帰りは「ここは東京の電車内か!」というくらい満員電車になります。

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今日はラッシュを避けてちょっと早めに帰ろうかな…とホームに行ってもこれ。

ナシオン地区からの行き方は、Nation駅からA線に乗る〜Châtelet – Les Halles駅でB線に乗り換え〜Parc des Expositions駅で下車という簡単なものでした。しかしB線もLe Blanc Mesnil駅で2又に分かれているので、ちゃんと空港方面に行く車両なのか確かめて乗らないと明後日の方向に行ってしまいます。移動にかかった時間はだいたい35〜45分で、価格は10ユーロちょっと(約1300円)。タクシーとほぼ同じ時間でこの価格はかなりお得です。10分〜15分に1本くらいの頻度で出ているので乗り換えもスムーズにでき、早く移動できるなら汚い環境と満員電車も我慢できるという人にオススメです。

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切符ですが、駅には自販機がありましたが紙幣と日本のクレジットカードが使えなかったため私は専ら係員のいる窓口で買っていました。係の人はだいたい英語が喋れるようでしたが、ここでも「〇〇(行き先),s’il vous plait.(スィルヴプレ)」と言えばなんとかなります。帰りもRERを使う場合はフランス語で往復切符を意味する「un aller-retour(アン アレ ルトゥール)」を付け加えてあらかじめ往復を購入しておけば帰りの切符購入ラッシュに巻き込まれずに済みます。ここら辺は日本のイベント事情と同じですね。

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購入した切符を改札口に入れると通れます。日本の電車とだいたい同じですが、分からない場合は先に通った人の真似をしましょう。

■バス
個人的には一番オススメの移動手段です。運が良いことに、私の場合は泊まっていたホテルのほぼ真ん前にバス停があり、そこから「351番線」のバスに乗ることで乗り換え無しでシャルル・ド・ゴール国際空港まで行けました。車両も電車に比べれば綺麗な方で(日本に比べれば汚いですが)、治安面でも安心且つ座れる確率も高いです。

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ただ問題は、この351番線はナシオンと空港を結ぶ路線で基本的には空港付近で働く人のための通勤バスなので、ムチャクチャ遠回りするということです。そのためナシオン〜空港間にかかる時間は1時間半!その間、なんてことない工業地帯や住宅街を延々と通ります。ただ、一般的なパリとはまた違う風景を眺められるのでそれはそれで面白いかもしれません。特に住宅街は”いかにもヨーロッパの古い一戸建て”という家が多く玄関先やお庭のガーデニングなども見ていて楽しめます。

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このバスはパリ市内を走る路線バスの延長なので、パリ市内のメトロの切符がそのまま使えます(パリ市内のメトロとバスは一律料金でチケットも同じ)。 空港〜パリ市内は切符3枚分なので乗車時にそれをバス車内の改札機に通します。切符は1枚1.7ユーロなので、3枚だと1.7ユーロ×3=5.1ユーロ(約660円)と先のタクシーやRERに比べるとかなり安い乗車賃なのですが、さらに安く乗る方法があります。それは10枚綴りのお得切符「Carnet」(カルネ)を買うこと。これは駅で買えるのですが、10枚セットで12.7ユーロ(1,643円)とバラで切符を買うより約27%割安になっています。つまりカルネを買うと切符1枚あたりの値段が1.27ユーロとなり、バスの乗車賃は1.27ユーロ×3=3.81ユーロ(約493円)!これは東京駅〜成田空港間の一番安いバスでも1000円かかることを考えれば驚異的な安さです。これで空港まで行き、そこからRERのB線か同じ路線バスの「350番線」に乗り換えて隣のParc des Expositions駅に行くというのが一番安いルートだと思います。ただし、先にも述べたように遠回りするので時間がかかるうえに30分に1本の頻度でしか出ておらず、さらに渋滞にはまると遅れます。なので「時間はあるのでなるべく節約したい」という人にオススメです。ちなみにカルネに有効期限は無く、バス以外にもパリ市内(ゾーン1とゾーン2の区間)のメトロとRERでも使えるのでとても便利。Japan Expo以外にパリ市内の観光もするという場合は持っていて損はありません。買い方は、駅の切符売り場の窓口で「Carnet(カルネ),s’il vous plait.(スィルヴプレ)」と言えばOK。小銭があれば自販機でも買えます。

…と、こうして一通り見ると

・とにかく簡単に早く移動したい→RER
・時間は気にしないので安く済ませたい→バス
・何もかもめんどくさい→タクシー

という傾向が見えてきます。これらをその時の気分や状況に応じて使い分けても良いでしょう。なお、パリの公共交通機関「RATP」ではバリ市内及び周辺の全交通手段を網羅した日本語対応のスマートフォン向け無料アプリもリリースしています。乗り換え検索もできるので、あらかじめこれをダウンロードしておけば現地でも困ることはないでしょう。

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(2013.07.11時点)
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