ラティス・テクノロジー株式会社が、iPad上でセキュリティ設定されたXVLファイルを閲覧可能にするiOS向けアプリ「iXVL Player Ver. 2.1」をリリースした。ダウンロードは無料。
「XVL」とは、自動車や航空機、造船といった大量の部品から成る製品を開発する製造業で広く利用されている3D軽量データ。3D形状に加え製品の構成情報や属性情報、寸法や注記といったものづくりに必要な情報も含んでいるため製造現場の3Dビューワとしても普及してきた。ラティス・テクノロジーでは以前よりiPad用の3Dビューワ「iXVL Player」を提供してきたが、実運用にはiPad上でのセキュリティ対応が必須となっていることから今回の新バージョンを公開したという。この新バージョンでは、XVLに設定されたパスワードを知っているか社内認証の許可をとれば、セキュリティ設定されたXVLファイルを表示できるようになった。必要な情報を見せたい人にだけ見せることが可能となり、iPad自体のパスワードとXVLのパスワードの二重のセキュリティで3Dを含む設計情報の漏洩リスクを最小限に抑えることが可能となっている。また、株式会社日立ソリューションズが販売している「活文 デジ活ガード」「活文XVL Signer」を利用してセキュリティ設定することも可能。