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【レポート】力作揃い! 東北最大級の学生によるアプリ開発コンテスト「DA・TE・APPS!2018」レポート~その1~

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2月10日(土)、仙台メディアテークにて東北の学生を対象としたアプリ開発&プレゼンコンテスト「第4回仙台ゲームアプリコンテストDA・TE・APPS!2018」が開催されました。

【レポート】力作揃い! 東北最大級の学生によるアプリ開発コンテスト「DA・TE・APPS!2018」レポート~その1~

「DA・TE・APPS! 2018」は、宮城県仙台市グローバルラボ仙台の若手人材育成支援事業の一環として行われている学生を対象としたアプリ開発コンテストで、仙台・東北の若手IT人材育成のほか、仙台での就職や起業を希望する有能な人材を発掘することで、仙台・東北のIT産業振興を図ることを目的としています。これまで同コンテストではゲームアプリの開発のみを対象としていましたが、今回よりゲーム以外の”課題解決”を目的としたアプリの開発も対象となり、その分出場する学生チームも増加。そこで今回は、午前中に第一部として「ITコンテスト部門」の、午後に第二部として「ゲームコンテスト部門」のプレゼン&授賞式が分けて行われました。この記事ではまず第一部の模様をお伝えします。

【レポート】力作揃い! 東北最大級の学生によるアプリ開発コンテスト「DA・TE・APPS!2018」レポート~その1~

午前中の「ITコンテスト部門」では、課題解決型のスマートフォンアプリを開発した学生チームのプレゼンおよび表彰式が行われました。いずれのチームも半年前から開発を続け、中にはプレゼン直前までデバッグをしていたチームもいたとのこと。その活動の成果全てがプレゼン4分+質疑応答3分の計7分間に込められました。

■サブスクリプション管理アプリ「PICK」(東北大学チーム「Great Busters」)
【レポート】力作揃い! 東北最大級の学生によるアプリ開発コンテスト「DA・TE・APPS!2018」レポート~その1~
東北大学のチーム「Great Busters」が開発したアプリは、複数のサブスクリプションサービスを一括管理できる「PICK」。Sportify、iCloud、Netflix、Amazon Primeなど、現在様々な年/月額課金制のサブスクリプションサービスが存在していますが、キャリア契約の際に抱き合わせで複数のサービスに契約し無意識に料金を支払っていたり、自分の意志で契約してもその後値段ほど使っていなかったりするものです。しかし、どのサービスにいつ・いくら払っているのかをいちいち把握するのは面倒で、そのめんどくささからつい惰性で支払いを続けてしまったり、解約しようと思い立っても各サービスごとに解約ページを探すのも大変…。「PICK」は、こうした煩雑になりがちなサブスクリプションサービスを一括で管理し、ワンタップで解約できるようにしたアプリです。

【レポート】力作揃い! 東北最大級の学生によるアプリ開発コンテスト「DA・TE・APPS!2018」レポート~その1~
使い方は、Gmailを自動スキャンして契約サービス情報を取得するだけ。情報を取得すると、契約しているサービスとその料金が一覧で表示され、不要になった時も1タップで解約できるようになります。

【レポート】力作揃い! 東北最大級の学生によるアプリ開発コンテスト「DA・TE・APPS!2018」レポート~その1~
開発ツールはReact NativeとFirebaseで、アプリ版だけでなくPC版(Web版)も用意され、各サービスの更新情報は常に同期されます。質疑応答では、シンプルで直感的なUI/UXデザイン、当事者意識を持たせるプレゼン構成が評価されていました。

■水族館来場促進アプリ「うみのもり探検隊!」(東北学院大学チーム「pringles」)
【レポート】力作揃い! 東北最大級の学生によるアプリ開発コンテスト「DA・TE・APPS!2018」レポート~その1~
2番手の東北学院大学のチーム「pringles」が開発したアプリは、仙台市の水族館「仙台うみの杜水族館」の来場者を増やすことを目的とした「うみのもり探検隊!」。特徴は水族館の水槽にビーコンを取り付けそれをアプリを連動させていることです。

【レポート】力作揃い! 東北最大級の学生によるアプリ開発コンテスト「DA・TE・APPS!2018」レポート~その1~
来場者がアプリを起動したままビーコンが取り付けられた水槽の近くに行くと、画面内に魚が現れ、それを捕まえることができます。まるでPokémon GOの魚版のよう。

【レポート】力作揃い! 東北最大級の学生によるアプリ開発コンテスト「DA・TE・APPS!2018」レポート~その1~
捕まえた魚の情報は図鑑に登録されいつでも確認できるほか、図鑑画面のテキストから魚の詳細を学ぶこともできます。ゲーム性と学習要素を同時に実現し家族連れ客などのリピーターを獲得すると共に、ビーコンを利用して来場者の情報を収集・分析することも可能。アプリ開発にあたっては、実際に「仙台うみの杜水族館」の館長さんの協力のもとフィールドワークを行い、現場の声や要望をヒアリングしたそうです。

■お金の写真を撮って貯金するアプリ「パシャっと貯金」(専門学校デジタルアーツ仙台チーム「デジア」
【レポート】力作揃い! 東北最大級の学生によるアプリ開発コンテスト「DA・TE・APPS!2018」レポート~その1~
3番手の専門学校デジタルアーツ仙台のチーム「デジア」が開発したアプリは、お金のない苦学生でも手軽(?)に貯金できるアプリ「パシャっと貯金」。使い方はなんと”実物のお金”の写真を撮るだけ。

【レポート】力作揃い! 東北最大級の学生によるアプリ開発コンテスト「DA・TE・APPS!2018」レポート~その1~
既に家計管理アプリは複数存在しますが、その多くがクレジットカードとの連携が必要だったり、自分で金額を入力するタイプだったりします。とはいえ、実際はクレジットカードを持っていない学生も多く、また自分で金額を入力するタイプだと絶対に”ごまかし”をするユーザーが出てきます。この「パシャっと貯金」には、貯金したい分のお金を財布から出してスマホのカメラで撮影することにより、画像解析によってその金額を計算・表示し”ごまかし”がきかないようにする狙いがあります。

【レポート】力作揃い! 東北最大級の学生によるアプリ開発コンテスト「DA・TE・APPS!2018」レポート~その1~
さらに貯金の目標金額に達しないと、画面にウィンドウが出て一定時間スマホが使えなくなるペナルティ(罰ゲーム)が課せられる仕組みもあり。手軽ではありますが何気に厳しいアプリです。質疑応答では、審査員から「お金の撮影」という技術面が先行したアプリに見えるという手厳しい声も出ましたが、「ペナルティではなくインセンティブの方がモチベーションが上がるのでは?」「企業と組むと良いのでは?」といったポジティブな提案も飛び出しました。

■路上ライブの情報共有SNS「Kiunity」(宮城大学チーム「ハズレチ」)
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最後に登壇した宮城大学のチーム「ハズレチ」が開発したアプリは、路上ライブの情報を発信・共有・体験するためのSNS「Kiunity(キウニティ)」。仙台市には多くの路上ライブパフォーマーがいるそうですが、現状では誰が、どこで、いつ、どんなライブを行っているかを知ることは難しく、偶然の出会いに頼らざるを得ません。

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「Kiunity」は、路上ライブパフォーマーやそのファンが位置情報を使って「今ここでやってるよ!」と情報発信し、ファン同士で情報交換や交流が行えるSNSアプリです。パフォーマーがどこでライブをやっているかを位置情報付きで発信すると、ユーザーはマップ上からその情報をリアルタイムに探すことができ、「トークグループ」内でファン同士でライブの感想を語り合うことができます。

【レポート】力作揃い! 東北最大級の学生によるアプリ開発コンテスト「DA・TE・APPS!2018」レポート~その1~
もし「このパフォーマンス良いな!」と思ったらアプリ内からパフォーマーに”投げ銭”することも可能。なお、仙台では毎年夏に「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」という路上フェスが開催されているとのことで、審査員からも「Kiunityをジャズフェスで使ってマップに”ライブマーク”が表示されるのを見たい」という声が挙がりました。

こうして全チームのプレゼンが終わったあと休憩が挟まれ、最優秀賞発表と表彰式が行われましたが…

【レポート】力作揃い! 東北最大級の学生によるアプリ開発コンテスト「DA・TE・APPS!2018」レポート~その1~
最優秀賞に輝いたのは、東北大学のGreat Bustersが開発したサブスクリプション管理アプリ「PICK」でした!やはり、実際に困っている人が多く、誰もが利用シーンを想定できる分かりやすさが決め手になったようです。

【レポート】力作揃い! 東北最大級の学生によるアプリ開発コンテスト「DA・TE・APPS!2018」レポート~その1~
優勝チームには賞状、トロフィー、賞金30万円のほか、スポンサーの一社であるTSUKUMO(ツクモ)から「Thule Accent 28L Backpack」が贈呈されました。

コンテストである以上勝ち負けがはっきり分かれてしまうのは仕方のないことですが、いずれのアプリ&プレゼンもレベルが高く甲乙つけ難いものでした。何より、学生でいるうちにチームで何かを作り上げ、それを大きな場で発表できたことはプライスレスに貴重な経験だったでしょう。残念ながら優勝を逃してしまったチームの皆さんも、是非今後も開発を続けて欲しいと思います。

レポート~その1~に続く

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