株式会社Cerevoが、PCレスのライブ配信機器「LiveShell」シリーズ最上位モデル「LiveShell X」にて対応する配信サービスを拡大し、新たにYouTube Liveの360度ライブ配信に対応した。この機能はリコーの全天球カメラ「RICOH R Development Kit」向けにベータ版として提供し、今後一般向けへの提供も予定しているという。
YouTube Liveの360度ライブ配信は、これまでもLiveShellシリーズで配信が可能だったが、設定にはLiveShellシリーズの管理サービス「Dashboard」に加え、YouTube Liveの管理サービス「ライブコントロールルーム」でも個別に設定を行なう必要があった。しかし今回のベータ版環境では、YouTube LiveのAPIを利用してDashboardにYouTube Live 360度ライブ配信の設定を追加、DashboardのみでYouTube Live 360度の配信が設定できるようになった。
なお、現地時間の2月27日よりスペイン・バルセロナにて開催される「Mobile World Congress 2017」のリコーブースにて、「RICHO R」を使った360度ライブ配信のデモにLiveShell Xおよび今回開発したベータ版機能が採用されたとのこと。