AR イベントレポート レポート

SONYのソニーのAR技術「SmartAR」を見てきた

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5月20日(金)~22日(日)まで東京・銀座ソニービルにて開催された「SmartAR」の体験イベントに行ってきました。

SmartAR」とはSONYが開発した専用のAR(Augmented Reality:拡張現実)マーカーを必要としないマーカーレスタイプのAR技術。ポスターやパンフレットの表紙などをそのまま認識できるのだそうです。今回行われた体験イベントでは、実際に会場でAndroid端末「Xperia arc」を使って様々な場面での活用を想定したデモを実際に体験することができました。

まずはこちら。これはカフェでの利用を想定したデモです。


カフェのメニューにカメラをかざすと…


即座にメニューを認識!画面上に白い枠(インジケーター)が現れました。これをタッチすると…


手元でメニューの画像を見ることができました。メニューの画像はタッチ操作で切り替えが可能。「SmartAR」はカメラを対象に向けたままにする必要がなく、一回認識した後は手元に「切りとって」操作することができます。まず触ってみて驚いたのはその挙動の”軽さ”。まるでアプリを操作しているかのようにサクサクと動きます。アニメーションも滑らか!

一方こちらは紙のメニュー表

こちらも表紙の画像をそのまま認識し…


電子書籍のページをめくるような感じでメニュー一つ一つの詳細情報を見ることができます。

また「SmartAR」は2Dのイメージだけでなく3Dのイメージも認識することができます。こちらはソニーショップでの利用を想定したデモ。

これは一見タンブラーのように見えますが、実はSONYの新型スピーカー。このスピーカーにカメラを向けると、やはり先ほどのメニューのように画面に表示が現れます。


スピーカーなだけに、まるで音が出ているかのような”音波”アニメーションが表示される遊び心もあり。


そして手元でスペックや色のバリエーションなどの詳細情報を見ることができます。

こちらはブティックでの利用を想定したデモ。

展示されている洋服にカメラを向けると…


その服を使用した様々なコーディネイト例を見ることができます。ショウウィンドウのディスプレイでは紹介し切れない着こなし方も提案できてこれは便利!ファッション雑誌とコラボしても面白そうです。

尚、「SmartAR」は対象やカメラがちょっとぐらいブレたり斜めになったりずれたりしても、カメラが動くことで生じる「視差」などを手掛かりに空間とカメラの向きを認識し、ちゃんと画面上にAR表示を出すことができます。

例えばこれは屋外広告での利用を想定したデモですが…

こんな感じに全体の半分くらいしか映せなくてもちゃんと認識しています。


セピア色だった看板がARではカラーになって動き出しています。

こちらはドアを使ったAR。

ドアなので当然人が出入りしますが、ドアの前に人がいても問題なく認識できるのだそうです。だいたい全体の半分くらい映せていれば大丈夫とのこと。


カメラを斜めにしても問題なく認識できています。


ドアの右側に情報が表示されています。これもタッチ操作でサクサクとスクロールできました。

SONYのAR研究は1994年まで遡ります。当時は2次元バーコード認識(ARマーカー方式)によるARを研究していたとのことで、1998年には同社のPCブランド「VAIO」の「PCG-C1」に「CyberCode(サイバーコード)」を自動で認識するソフトがプリインストールされました。


昔懐かしい「PCG-C1」とCyberCode。付属のARマーカーをWebカメラに映すと3DCGが画面に出現します。

その後同社のAR研究はARマーカー方式からマーカーレス方式へ移行。PS3向けゲームに応用されたりもしました。


こちらは世界最大規模のゲームショウ「E3」の講演でも紹介された2007年リリースのゲーム「THE EYE OF JUDGMENT」のARカード対戦。カードをマーカーとして認識しその上に動く3DCGを表示するというもので、おそらく世界初のARカードゲームです。

THE EYE OF JUDGMENT (アイ・オブ・ジャッジメント) BIOLITH REBELLION 機神の叛乱
THE EYE OF JUDGMENT (アイ・オブ・ジャッジメント) BIOLITH REBELLION 機神の叛乱

こうした研究を経て、SONYのAR研究は遂にスマートフォンで簡単に利用できる程になりました。今のところ「SmartAR」を使用した具体的なサービスの予定はまだ無いそうですが、今後も実証実験を重ねていくとのこと。もちろん広告だけでなくゲームなど様々なエンターテイメント用途への提供も目指しているそうです。

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