いろいろな仮想空間にログインしてみた

第34回「Just Leap In」

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今回は、最近ニュースで取り上げたばかりのパブリックベータテスト中の仮想空間「Just Leap In」を取り上げてみたい。

「Just Leap In」はカナダのベンチャー企業Leap In Entertainment社が提供するWebブラウザベースの仮想空間。しかし、グラフィックはとてもブラウザベースとは思えないほど美しく、しかもオブジェクトには「物理」が入っている。ブラウザベースの3D仮想空間というと、やはりつい最近終了してしまったGoogleのLivelyを思い出してしまうが、グラフィックの印象からこのJust Leap Inの方が”大人向け”といった感じだ。
【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第34回「Just Leap In」 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第34回「Just Leap In」
まだテスト中で若干不安定な部分はあるものの、アカウント登録をすれば誰でも利用できる。またSNSのFacebookのアカウントで簡単にログインすることができる「Facebook Connect」にも対応しているので、Facebookユーザーならより気軽に始めることができるだろう。
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まず最初に自分専用のスペースを作ってみる。スペースはSmallからPremiumまで4段階のサイズに応じて様々な種類のテンプレートが用意されており、その中から好きなものを選んでカスタムしていく。一人で複数のスペースを持ち、まるでサイト同士をリンクさせるようにDoor to Doorで繋げることも可能だ。
とりあえず筆者はPremiumの中にあった日本風のスペースを選択してみた。
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するとグラフィックのロード中にこんな画面が。小部屋の天井から「LOADING......」と書かれた箱が次から次へと降ってくる。ちゃんと物理も入っており、床に落ちるとかすかにバウンドもするという(無駄な)凝りよう。こんな小ネタがあると、ただ待っているロード時間もちょっと面白くなってくる。
そして日本風のスペースが表示されたのだが…
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とてもブラウザベースの仮想空間とは思えない超美麗グラフィック。ちゃんと影や日光も反映されており、特に柔らかな光の表現が素晴らしく幻想的な雰囲気の空間になっている。

しかし、動画を見てお分かりかと思うが最初のうちはマウスルックモードのみ。やはり自分のアバターがいないとじれったい気がする。
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そこで、一旦前のページに戻り「Indentity」を選択する。すると最初に登録した自分の性別に応じ様々なタイプのアバターが表示されるので好きなものを選択しよう。尚、今のところアバターそのものを着せ替えたりといったカスタマイズの機能は無いようだ。
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それからもう一回自分のスペースに戻ると、画面の右上に先程までは無かった人型のボタンが表示される。これをクリックすると自分のアバターが表示されるようになる。アバターの顔を見たい場合は「Alt」キー+マウス左クリックのまま回り込めばよいのだが…
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まあ、あまり見なくてもいいだろう…
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さて、一回練習がてらオブジェクトを配置してみよう。オブジェクト類は全て画面下部のタブに入っており、スペース上にドラッグ&ドロップすることで出すことができる。
「Just Leap In」では一から自分でオブジェクトを製作することはできず、また3DCGツールで製作したモデリングデータを持ち込むこともできないので、感覚としては既にある物同士を組み合わせて部屋を作るドールハウスのような感じだ。
尚、テレビやスクリーン、ポスター、額縁などのオブジェクトにはアップロードした画像や動画などのコンテンツデータを再生できる機能もある。アップロードしたデータもドラッグ&ドロップで簡単に貼り付けることが可能だ。
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そしてオブジェクトのロード中にも小ネタあり。なんとスペース内に出した当初は「段ボール箱」として表示される。宅急便で荷物が届いたような感じだろうか?
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調子に乗って次から次へと出してみる。まるで引越し状態。ちなみに画面に映っている人は他のユーザーのアバターではなく、人の形をしたオブジェクト。ただし直立不動の人形ではなくそれぞれに違ったアニメーションが仕込まれているので、スペース内に置くとなんとなく賑わっているような雰囲気を演出できる。
そして全てのオブジェクトがロードされた状態がこちら↓
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配置の時についうっかり倒してしまいこんな状態に……。オブジェクトには全て「物理」が入っているので、配置時にちょっとバランスを崩すとこんなことになってしまう。
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なので、配置したまま放っておくとちょっとしたことですぐ位置がずれてしまうので、オブジェクトをベストな位置に置くことができたら即右クリックして「Lock」しておこう。そうすればもう物理が無効になりその場から動かなくなる。
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工夫次第ではこんな馬鹿馬鹿しい風景を作ることもできる。
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それでは練習を踏まえてまた別の部屋を作ってみよう。今度は用意されているテンプレートの中で最も狭いシンプルな小部屋を選んでみた。

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画面下のタブの中にはテクスチャもたくさん入っており、これもドラッグ&ドロップでスペース内に適用させることができる。ここでは天井・壁・床をコンクリートのテクスチャに変更したが、既に出したオブジェクトのテクスチャも同様に変更可能。例えば、人形のオブジェクトのテクスチャを「雪」に変えて雪像にするといった工夫もできる。
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またオブジェクトに名前やコメント、説明などのテキストを加えることも可能。サイトのURLを入力すればそのままリンクが開くようにもなる。
そうしてできた部屋がこちら↓

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さらにリストから検索して他のユーザーの部屋を見てみたり…
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気に入った部屋があったらコメントを残してみたり…
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スペースの中で出会ったユーザーとリアルタイムチャットを楽しんだりといった一般的な仮想空間のサービスの機能も一通り実装されている。
尚、ここでは触れなかったが自分の持っている楽曲(もちろんオリジナルの著作権のからまないもの)をアップロードしてBGMとして流したり、スペース内の更新情報をニュースフィードにして配信する機能もある。
ざっとプレイしてみて感じたのは、この「Just Leap In」は”ブログ感覚”でプレイできる仮想空間だということだ。例えば、「アルファブロガー」(多くの読者に読まれている影響力のあるブロガーのこと)と呼ばれている全ての人が、一から自分の手で自分のブログを構築し、オリジナルの文章やコンテンツだけで記事を書いているのだろうか?実は、多くのブロガーは元々用意されているブログのテンプレートを使い、YouTubeやニコニコ動画から動画を貼り付け、Flickrから写真を貼り付け、他のサイトのリンクを貼り…と様々な外部のコンテンツを組み合わせてブログを更新をしているのではないだろうか?
「Just Leap In」はまさに「組み合わせて作る」楽しみが味わえる。世の中、全て一から作ったものだけがUGC(user-generated content:一般ユーザーが作るコンテンツの総称)ではない。用意されたものを組み合わせて作ったものも十分立派な「作品」だ。
さらにその更新情報をニュースフィードとして飛ばせるのも良い。これは今までの仮想空間サービスには無かった新しい機能ではないかと思う。
Just Leap In
http://www.justleapin.com/
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