仮想世界の健全な普及と発展を目指して 「メタバース協会」設立

 

7月18日(金)、仮想世界に関連する企業や研究者、アーティストなどが集まり、日本における仮想世界の健全な普及と発展を推進する業界団体「メタバース協会」の設立総会と記者発表会が開催された。

仮想世界の健全な普及と発展を目指して 「メタバース協会」設立
そもそもメタバース(Metaverse)とは、 ニール・スティーヴンスン著のSF小説「スノウ・クラッシュ」で使用された「メタ(meta)」と「ユニバース(universe)」を組み合わせた造語でWeb上に存在する3D仮想世界を指す(リンデンラボ会長のフィリップ・ローズデール氏がこの小説を読みセカンドライフを思いついたのは有名な話)。日本では”3D仮想世界=セカンドライフ”という認識がまだまだ強いが、セカンドライフに限らず広く国内外の仮想世界を対象とするため「メタバース」が協会名となったとのこと。
同協会設立時の主なメンバーは、理事長(代表)にデジタルハリウッド大学大学院学長・杉山知之氏、常任理事(副代表)にngi group株式会社・小池聡代表執行役社長CEO、常任理事(副代表)兼事務局長にサンワサプライ株式会社・山田哲也代表取締役社長、常任理事兼情報局長に株式会社インプレスR&D・井芹昌信代表取締役社長など計13名。
井芹氏曰く、同協会設立のきっかけは1年ほど前からサンワサプライの山田社長が「仮想世界の業界の集まりがあればいい」と話していたことで、これを元にデジタルハリウッド大学大学院教授の三淵啓自氏の主導で案がまとめられたという。
今後同協会では、中立的な立場でのテクノロジーや制度・知的財産、ビジネスなどさまざまな委員会分科会の設置やOpen SIMを使用した研究「ジャパングリッド構想」の実施、セミナーやカンファレンスイベントの開催及び開催協力、雑誌やWebへの協力などを主な活動とするとのこと。
尚、活動方針は以下のとおり。
・メタバースにおける世界標準と、その連動の研究・調査
・メタバースによる、日本3Dコンテンツやブランドの世界的普及
・日本の社会・文化に特化した、メタバースの構造と、サービスの研究
・メタバース間のインターリレーションの技術調査(InterverseやInter-Grid構想)
・ゲーム業界などの、メタバースへの参入や、協業の促進
・3Dデジタルコンテンツの著作権に関する研究
・法的規制、通貨、RMT、経済効果に関する調査研究

今回の協会設立に際し杉山理事長は、「メタバースは可能性のある世界なだけに当然悪いことも起こるだろう。今まで日本では、悪いことが起こってから対策を考える”後手後手”の状態になることが多かった。だから早めに協会を設立し、メタバースが健全に普及・発展するよう貢献していくのは重要なこと」と述べ、「メタバース協会を作ることにより、いろいろな人が集まって安全且つ安心してメタバースを使えるように発展させていきたい。」と抱負を語った。
尚、メタバース協会では現在会員を募集している。会員は委員会やプロジェクトに参加することができるとのことで、会費は年会費制。法人会員とアカデミック会員があり、法人会員は年会費1口12万円(1口以上何口でも可)、アカデミック会員は年会費12,000円。
メタバース協会
http://www.metaverse-association.jp/index.html
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