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【レポート】「Rebuilders Café in Sendai ~東北の未来を担う起業家たちによる熱き語り場~」第1回目レポート

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【レポート】「Rebuilders Café in Sendai ~東北の未来を担う起業家たちによる熱き語り場~」第1回目レポート

6月19日(火)、東北全体を対象にした起業家育成プログラム「Tohoku Rebuilders」が主催するトークイベント「Rebuilders Café in Sendai ~東北の未来を担う起業家たちによる熱き語り場~」の記念すべき第1回目が開催されました。

「Tohoku Rebuilders」とは、未来へ向けて東北を「再構築」する起業家を育成するプログラムで、これから東北で起業することを検討している人や、既に起業している人全員が参加可能で、地域も東北6県内であればどこでも可で年齢も不問です。今回よりスタートした「Rebuilders Café in Sendai」は、現在東北を拠点に活動している起業家をゲストに招き、ゲストも参加者もみんなでお酒を飲みながら自分の課題解決や目標達成に向けて語り合うイベントです。飲み会でもなく、またよくありがちなお堅いビジネス系セミナーでもない、いい感じにくだけた「ユルい」雰囲気なのが特長。第1回のゲストは、宮城県石巻市を拠点に活躍中の一般社団法人イトナブ代表の古山隆幸さんでした。

【レポート】「Rebuilders Café in Sendai ~東北の未来を担う起業家たちによる熱き語り場~」第1回目レポート
注)飲み会ではありません。起業系イベントです。
このイベントの何が凄いって、イベントのスタートが「乾杯」から始まることです。普通ならイベントが終わった後に「懇親会」と称して飲み食いするものですが、このイベントは開始時点で飲み食いが始まります。ある意味呑兵衛の多い東北ならではと言えますね。

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注)懇親会ではありません。イベントの真っ最中です。
酒飲んでツマミ食べてピザ食べながらセミナーとかマジ最高。

【レポート】「Rebuilders Café in Sendai ~東北の未来を担う起業家たちによる熱き語り場~」第1回目レポート
古山さんは石巻市出身で、高校卒業後に上京してITと出会い、友達とWeb制作会社を起こしますが、2011年3月11日の東日本大震災を機に地元の復興のため東京と石巻を行き来する日々を送り、ほぼ飛び込み営業のような形で母校である宮城県立石巻工業高校や近隣の高校でプログラミングの出前授業を行うようになります。それと同時に、復興の一環として「震災から10年後の2021年までに石巻から1000人のIT技術者を育成する」ことを目標にイトナブを立ち上げました。この名前は「あそぶ」「まなぶ」「いとなむ」「いのべーしょん」とITを足した造語で、小学生から大学生まで、石巻の誰もが気軽にITやプログラミング、デザインについて学べる環境を作ることを理念としています。現在ではITに留まらず、写真撮影や映像編集といったコンテンツ制作全般をカバーしており、イナトブのオフィスは学校が終わった後に子供・若者が立ち寄る校外部活動のような空間になっているそうです。

【レポート】「Rebuilders Café in Sendai ~東北の未来を担う起業家たちによる熱き語り場~」第1回目レポート
イトナブの具体的な活動には、前述の高校への出前授業やIT・プログラミング教育の提供の他に様々なイベントの開催もあります。以前には、古山さんがよく飲みに行く仙台のバーの常連客にIT関連企業の代表やエグゼクティブが多かったことから、「みんなでバーベキューをして飲み食いしながらついでにIT企業説明会も一緒にやってしまおう」というかなりぶっ飛んだ企画が立ち上がり、さらにそこに仙台市のサポートまで付いて、実際に開催したら当日80名もの参加者が集まったとのこと。この企画を支援した仙台市も太っ腹!

【レポート】「Rebuilders Café in Sendai ~東北の未来を担う起業家たちによる熱き語り場~」第1回目レポート
他にも、毎年石巻を会場にハッカソンイベントを開催したり…

【レポート】「Rebuilders Café in Sendai ~東北の未来を担う起業家たちによる熱き語り場~」第1回目レポート
アメリカのミシガン大学と連携し、双方の学生を交流させる取り組みも行っていたりと、既に石巻を越えグローバルに活躍の場を広げています。

このようにわずか数年で次々と新たなチャレンジを実現している古山さんですが、それに必要なのは「強く願う力」「言葉にしたら実行する力」「他者を巻き込む力」「日々ズレる力」であると解説。「日々ズレる力」とは「普通この歳の大人ならやらないだろう」「普通この場所にこの服装はないだろう」ということを敢えてやり続け、世間一般に流布する「普通」という常識を疑い、覆すことで固定観念に囚われない思考を意識しているのだとか。

【レポート】「Rebuilders Café in Sendai ~東北の未来を担う起業家たちによる熱き語り場~」第1回目レポート
ちなみにこれは昨年の古山さんのハロウィンの仮装です。

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なお、既にイナトブ出身でもの凄いスキルを身に着けた若者も出てきていることから、古山さんは地域のために活動する一般社団法人としてのイトナブの他に、仕事を取ってきて回す「株式会社イトナブ」も設立しており、イトナブで学び、スキルを身に着けて自立し、仕事を通して活躍するエコシステムを構築しつつあります。古山さんはこのエコシステムをさらに発展させ、石巻の若者の世界に対する興味を喚起し、一方で世界の人々に石巻のことを知ってもらう「架け橋」となり、石巻を「世界から若者が集まるまち」にする構想を抱いているそうです。今回のイベントを通してイナトブのこれまでの歩みを知り、この構想もあながち夢物語ではなく、むしろ数年もすれば実現するのではないか?という気がしてきました。

この「Rebuilders Café in Sendai」は今後も月1回ペースで毎回ゲストを招いて開催される予定で、次回は7月17日(火)に予定されています。参加について職業・年齢は不問なので、興味のある方は是非参加してみて下さい。イベントの申し込みおよび詳細はこちら

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