テックビューロ株式会社が、同社が運営する仮想通貨「Bitcoin」の取引所「Zaif Exchange」の初月の取引額が1.3億円を突破したと発表した。その利用の45.6%はスマートフォンなどのモバイル端末からだという。
「Zaif Exchange」は、2014年4月2日に日本で初めて提供されたBitcoin取引所「etwings」を買収し、システムに大幅な改修を加えて2015年3月5日に新たにサービスを開始した。3月18日には、日本で初めて日本円を介さない暗号通貨同士(MONA/BTC)の取引を正式に導入し、さらに今月より、取引手数料を「ゼロ」から「−0.1%」に引き下げて利用者に取引手数料を”支払う”異色のサービスを開始している。
同社によれば、旧「etwings」の2015年1月度の取引額は2,079万円、2月度は3,459万円だったが、買収後初月となる3月度は1億3,568万円の取引額を達成したとのことで、「etwings」の買収後、実に25日間で前月の4倍の成長率を達成したことになる。同社では今後も、基本の取引機能を強化するだけではなく、モバイルからより快適にトレードできる環境を整えるなど更なるサービスの改善に尽力するとしている。
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