イギリスの公共放送局「BBC」のおバカ自動車番組「TopGear」が昨年末にまたスマートフォン向けゲームアプリをリリースしました。同番組がモバイルゲームを配信するのは2012年に続きこれで2作目です。
【やってみた】世界一おバカな車番組「TopGear」を追体験できるiOSアプリ「Top Gear: Stunt School Revolution」
「TopGear」の最大の特徴は「公共放送の番組とは思えないバカ炸裂の構成」です。確かに真面目な走行レビューもあるにはあるのですが、ちゃんと車を紹介している時間よりも車を破壊している時間の方が長いという有様。今回リリースされた「Top Gear: Extreme Parking」もしっかり番組のバカっぷりを再現しています。
本作はこれまで番組に登場した様々な車を操作して”エクストリーム”な状況下で駐車に挑むカーアクションゲームなんですが、もうこのメインビジュアルを一目見ただけで「バカゲーだな」と分かります。
これを見てピン!と来た方は立派なTopGearファンでしょう。これは数年前に放送された企画「Killing a Toyota」に登場したトヨタ・ハイラックスです。どんな企画だったかは以下の公式動画をご覧下さい。
この他にもゲーム内には有名人タイムアタックコーナーで使用されている激安車、魔改造された世界のパトカーなど6種類の車が登場し、ステージをクリアするごとにアンロックされていきます。
ゲームの舞台となるのは、いつも番組撮影に使われているテストコース「Top Gear Test Track」です。車の左側のボードもスタジオで見たことがあるやつですね。車を「クール」か「クールじゃない」かに選別する企画によく使われるあれ。
本作はフル3Dなので視点移動や拡大・縮小も自由に行えます。引いて見るとガレージの屋根やロゴまでちゃんと作り込まれており、確かにいつも番組で見ているTest Trackだと分かります。ただしこうしている間にもタイムは加算されていくのですが。
ゲームの内容は、コース上に設置された矢印に従い車を進めて制限時間内に指定の位置にピタリと駐車するというもの。駐車までにかかった時間により三ツ星評価されスコアが加算されるという実にシンプルなルールですが、一回でもどこかに車をぶつけると即ゲームオーバー。さらに時間切れでもゲームオーバーになり、なんとか駐車できてもタイムが遅いとハイスコアも狙えません。厳しい!
クリア後の三ツ星評価はこんな感じ。失敗だと「マジでクールじゃない」、1つ星以上2つ星未満だと「クールじゃない」、2つ星以上3つ星未満でやっと「クール」、3つ星以上だと「超クール」となります。
目指せ「Park Here」!
どうにかこうにか最初のステージはクリア。1つ星でしたが…
1ステージ目はわりと普通のコースでしたが、2ステージ目からいきなり様子が変わってきます。
前方にドラム缶が置かれているところから悪い予感が…
やっぱり
ジャンプ台の先にキャンピングカーが設置されています。これを飛び越えるか体当たりしてぶっ壊せということですね。キャンピングカーを破壊するのもTopGearでは既にお約束の企画です。
駐車ゲームとは思えない絵面
ちなみにゲームとしてはかなり難しく、私はまだ2ステージまでしか進んでいません。というのも3ステージ目は凄腕の覆面ドライバー「Stig(スティグ)」が運転する車を追う内容だからです。できるか!
まあ番組のファンだったら楽しめると思いますが、そうじゃない人にはただ苦痛な意味不明バカ無理ゲーです。TopGearファンの方なら是非。
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