ニュージーランドの子供向け仮想空間「MiniMonos」が5月12日を以て全サービスを終了すると発表した。サービス開始から3年強での幕引きとなった。
「MiniMonos」はMiniMonos LLC.が運営する子供向けの2D仮想空間。ユーザーは猿のアバターを作り、架空の島の中を冒険して他のユーザーと一緒にミニゲームをしたりチャットやメッセージでコミュニケーションを楽しんだり、自分の部屋の模様替えやアバターの着せ替えをしたり、慈善活動やエコに関するコンテンツを見て学習することができた。同サービスは2010年1月にαテスト版を公開し同年4月にβテストへ移行、2011年4月より正式サービスを開始したが、テスト段階でベンチャーキャピタルから資金を調達したり、2012年6月には100万ユーザーを突破するなど順調だった。しかしそれ以後失速し、iOS向けのアバター着せ替えアプリをリリースしたりオフィシャルグッズの販売を行ったりと多方面に展開したが、残念ながら収益には繋がらずユーザー数も伸びなかったようだ。
但し運営スタッフ自体は解散しておらず、「MiniMonos」で培った技術とノウハウを応用した新たなプロジェクト「MinoMonsters」が始動している。こちらはスマートフォン/タブレット向けのモンスター育成＆対戦ソーシャルゲームで、現在同プロジェクトに参加するエンジニアも新たに募集している。
