グリー株式会社が同社内製の携帯向け釣りソーシャルゲームゲーム「釣り★スタ」に似たゲーム「釣りゲータウン2」を配信し著作権を侵害したとして株式会社ディー・エヌ・エー(以下DeNA)と株式会社ORSO対し著作権侵害差止等請求訴訟を提起していたが、最高裁がGREEの上告を退ける決定を下した。これによりGREEの請求を退けた知財高裁の判決が確定した。
問題となったのは、DeNAが2009年よりMobageにて提供している釣りソーシャルゲーム「釣りゲータウン2」が、GREEが2007年より提供している釣りソーシャルゲーム「釣り★スタ」にデザインやシステムが似ているというもの。一審・東京地裁はGREEの訴えを認め配信差し止めと2億3460万円の支払いを命じていたが、二審・知財高裁は「釣りゲータウン2」の表現は「ありふれた表現」であるとし著作権侵害を認めず、一審判決を取り消しGREEの請求を棄却した。