今年4月にナイジェリアに設立されたゲーム系スタートアップ「Maliyo Games」は”アフリカ人によるアフリカンなゲーム”を開発・提供している。
これまで同社は「Okada Ride」「Kidnapped」「 Aboki」「Football Goalie」「Mosquito Smasher」などのPC向けカジュアルゲームを開発しており、今月それらをFacebook上でもプレイできるFacebookアプリ版をリリースした。同社のゲームに共通するのは「アフリカン」であること。同社の設立メンバーは、カジュアルゲームやソーシャルゲームの多くが白人やアジア人が主役で黒人が登場するものが無いことに着目。そこでアフリカの日常や文化、厳しい現実さえも全世界の人々と共有できるゲームを開発することを思い付いたという。実際同社が開発するゲームは、ストーリーやキャラクター、デザイン、サウンドと全てがアフリカを題材にしたもの。例えばアクションゲーム「Okada Ride」はヘルメットの代わりにバケツを被ったライダーを操作して道路に空いた穴を上手く避けながらバイクを走らせなければならない。同社はケニヤ・ナイロビにて10月24〜26日に開催されるアフリカ地域のスタートアップの祭典「DEMO Africa」にも参加する予定だという。