首都大学東京 渡邉英徳研究室が、東日本大震災の被害状況を可視化するGoogle Earthマッシュアップコンテンツ「東日本大震災アーカイブ(被災地三次元フォトオーバレイ)」のiOS向けAR(拡張現実)アプリ「eARthquake 311」をリリースした。iPhoneとiPad双方に対応している。
「東日本大震災アーカイブ」は、ニューヨーク・タイムズなどに掲載された100枚以上の被災地写真をGoogle Earth上にマッピングし、被災前/後の状況を比較することができるコンテンツ。(過去記事はこちら)
今回リリースされた「eARthquake 311」は、被災の資料をARでも閲覧できるアプリ。地図で資料を表示する「地図モード」では、地図上のマーカーをタッチすると写真資料が表示され、さらに現地においてGPS機能を利用して東日本大震災が引き起こした状況を知ることができる。「ARモード」に切り替えると実際の街並みの上に写真資料を重層表示することができるほか、自分が今いる場所に対して被災状況を仮想的にマッピングし、東日本大震災の被害の規模を自分の住む地域に重ねて把握することが可能となっている。なおTwitter投稿とも連動しており、ハッシュタグ「#japan311」を付けてTweetするとユーザー同士でコミュニケーションできる。