なんとなく思いつきで夏季休暇にフィンランドのヘルシンキに行ってきました。東京を出た時には30°を越えていたのにフィンランドに到着したらなんと18°!夏は非常に過ごしやすい所です(その代わり冬は死にます)。
ところで、ちょうど筆者が出発する1週間前にGoogle Earth上に”3Dヘルシンキ”が公開されました。そのおかげでヘルシンキの街並みを事前に丸暗記することができ、滞在中はほとんど地図を見なくても道に迷うことがありませんでした。そこで、あまり無い機会なので現実のヘルシンキとGoogle Earthのヘルシンキを見比べてみようと思います。Google Earthのキャプチャ画像はなるべく実際の写真の角度に合うよう撮影しています。
まずはこちら、ヘルシンキの定番観光スポットにしてヘルシンキ市全体の象徴「ヘルシンキ大聖堂」。オブジェクトはほとんど現実と同じですが、見てのとおり外灯など細かいオブジェクトがありません。
また教会前の元老院広場にはロシア皇帝のアレクサンドル2世の銅像がありますが、Google Earthの方にはなんとなく”跡”っぽいものしかありません。ということで誰が作って足しておいて下さい。
続いてこちらは、地元の人が食品や日用品、お土産など様々なものを販売する港のマーケット・スクウェア。ちなみに遠くに見えるのはロシア正教の教会であるウスペンスキー寺院です。Google Earthの方もほぼ現実と同じですが、残念ながらお店のテント一つ一つまでは再現されていません。
さらにマーケット・スクウェアから海を臨みます。今気づきましたがGoogle Earthの地面には木が生えていませんね。木が無いだけでかなり印象が違って見えます。
こちらは滞在していたホテルの近所にあった若者向けのショッピングセンター「Kamppi」。ちなみに写真では夕暮れ時のように見えますが実は22:00をとっくに過ぎています(白夜なので明るい)。建物のオブジェクトはほぼ同じですが、やはり外灯や彫刻類など細かいオブジェクトが無く広場もガランとしています。
こちらはフィンランド国会議事堂。建物自体は同じですが階段が省略されていますね。あと芝生もありません。
そして最後はこちら!
一見「どこの城??」という感じですが、実はこれ、2D仮想空間「Habbo Hotel」や携帯向け仮想空間「Bobba」などを運営するSulake社のヘッドオフィスなのです!本当にこの建物丸ごと一つ社屋!(※勝手に撮影してきました)
一応、事前にヘルシンキ市内にある仮想世界ディベロッパーやソーシャルアプリディベロッパーの住所は全て調べ上げ実際に見て回ったのですが、どこも雑居ビルの中に入居しているショボいこじんまりとしたオフィスでした。
まあ”雑居ビル”と言っても大体みんなこんな可愛い感じの洋館なのですが。
しかしやはり世界31ヵ国でサービスを展開し1億人以上のユーザーを抱えているディベロッパーは違います。ということでGoogle Earthの方を見てみたら・・・
・・・あれ?
なぜか一階部分が欠けている・・・うえにテクスチャも他のに比べて荒い・・・しかも影が付いている・・・。航空写真からおこしたせいでしょうか?
なんだか最後の最後に残念なキャプチャになってしまいました。
尚、社に休暇中ドイツ・ベルリンに行ってきた人もいるので、そのうち現実のベルリンとTwinity内のベルリンを比較した記事でも書きたいと思います。