コンピュータのサプライ品及び周辺機器の開発・卸売りの大手、サンワサプライ株式会社が運営するショッピングサイト・サンワダイレクトが、現実に近い空間でショッピングが楽しめるバーチャル通販コンテンツをオープンした。3Dインターネットに至った経緯やそこに期待する機能、将来的な展望について、株式会社サンワサプライ代表取締役社長の山田哲也氏にお話をうかがった。
■商品情報をいかに早く、的確に伝えるか
お客様に商品のことをもっとわかりやすく伝えたいという思いから、写真や動画をふんだんに使った商品紹介や女性向けコンテンツなど、サンワサプライの直営ショッピングサイト「サンワダイレクト(http://direct.sanwa.co.jp/)」では、商品理解を深めるための取り組みを積極的に行っている。そんな中、山田氏が“情報を早く的確に伝える”ための手法として注目したのが、現実に近い立体的なショッピング空間で商品を紹介できる、3Dインターネットの世界だった。
■Webの可能性を広げた、3Di OpenSim
---商品画像を立体的に見せるような“Web3D”やコンシューマ向けの3D空間サービスへの参入ではなく、サーバーソフトウェアである「3Di OpenSim」を採用した理由とは、何だったのでしょうか。
「Web上で簡単に3D空間を実現できる技術は大きいですね。それと、自社で3D空間を運営できることや、3Dデータをインポートして空間が作れたり、その中でコミュニケーションが図れることも魅力でした。また当社のマインドとして、新しいこと、他社が取り組んでいないことをいち早くやっていこう、という姿勢があります。うちはPC関連商品も、他社よりも早く開発に取り組んだ実績があります。リスクも想定しつつ、新しいことに積極的に取り組んでいます。」
■3Dインターネット活用のカギは、“制約”からの解放
「3D インターネットは、時間や場所の制約がないから良いと思うんですよ。実際には1時間くらいしか居ないセミナーでも、往復の時間を含めると結構な時間を取られてしまう。だけど3Dインターネットなら、移動の必要がないし、移動しないから空気も汚れなくてECOにもつながる。もちろん、フェイス to フェイスのコミュニケーションは大事ですし、なくならないと思いますが、そうでなくても済ませられるものには、今後いろいろと使われていくと思います。」
SANWA 3D INTERNET LAB
http://direct.sanwa.co.jp/3dlab/
(コンテンツ制作:株式会社ライトハウス)
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