ゲームで黒人の苦難の歴史を知ろう—全米人文科学基金がゲーム開発に10万ドルを補助

 

全米人文科学基金が、19世紀アメリカの奴隷制時代に黒人奴隷の逃亡を手助けした秘密結社「地下鉄道(Underground Railroad)」をテーマにしたゲームを開発するネブラスカ州・ノーフォーク大学のCassandra Newby-Alexander教授に10万ドルの補助金を支給した。


全米人文科学基金は、人文科学における研究や教育、保護、公的な計画のために設立された立連邦組織。「地下鉄道(Underground Railroad)」は、白人の奴隷制度廃止論者や生まれつきの奴隷ではない自由黒人、元奴隷の黒人、ネイティブアメリカン、奴隷制に反対する教会などから組織された秘密結社で、黒人奴隷たちが奴隷制が認められていた南部諸州から、奴隷制の廃止されていた北部諸州やカナダまで亡命することを手助けした。しかし奴隷たちを捕まえようとする追っ手や賞金稼ぎから逃れるために、組織構成や逃走ルート、その他詳細は暗号や特別な”用語”で隠され、そのため現在になっても謎の部分が多く、またアメリカ国内でさえ知名度はそれほど高くない。
Cassandra Newby-Alexander教授はノーフォーク大学の歴史学教授で、以前よりこの地下鉄道の研究を行っている。教授は子供や若者にも地下鉄道の存在を知ってもらうためゲーム化を思いつき、現在地元の作家・脚本家と共にゲームシナリオを執筆中とのこと。ゲームはPC向けになる予定で2011年の完成を目指しているという。
全米人文科学基金
http://www.neh.gov/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.