中国最大のオンラインコミュニティサービスを展開するTencentが、同社が提供するスマートフォン向けメッセージングアプリ「WeChat(中国名:Weixin[微信])」のインドネシアリージョンにて、イスラム教の「ラマダン」に合わせてスタンプデザインコンテストを開催する。
「ラマダン」とはイスラム暦の9月を指し、イスラム教徒はこの1ヶ月間日の出から日没まで一切の飲食を断つ断食を行う。しかし日没後から日の出までの飲食は自由で、皆この間に一日分の食事を食い溜めをするため、むしろ通常よりも食事が豪華になったり飲食店や食料品店の売上が伸びたりするという。またラマダンが終了した後にも”ラマダン明け”を祝う祭りが盛大に行われ、最近では多くのメールやチャット、メッセージのやりとりが行われているという。Tencentではこれに着目し、インドネシアのイラストレーターやマンガ家向けの作品投稿プラットフォーム「Kreavi」と共同で「ラマダン」をモチーフとしたスタンプのデザインを一般公募するコンテストを開催。入賞作品はWeChatにてユーザー投票によって決められ、最優秀作品には賞金として1000万ルピア(約10万円)がプレゼントされる。