独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館と凸版印刷株式会社が、真言宗総本山 教王護国寺(東寺)が所蔵する国宝16体、重要文化財5体の合計21体の仏像で構成される、弘法大師空海(以下 空海)が独自に構想した立体曼荼羅を再現するVR作品「空海 祈りの形」を製作した。2019年3月26日(火)から東京国立博物館で開催する特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」の連携企画として、同館東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で2019年3月27日(水)から上演する。
この作品は、空海が日本で完成させた真言密教の歴史と、東寺講堂に安置されている平安時代前期に作られた密教彫刻の最高傑作である立体曼荼羅を紹介するもの。21体の仏像について立体形状計測と高精細デジタル撮影によるデジタルアーカイブを実施。凸版印刷のVR技術で仏像すべてを高精細に再現することで、現地では見ることが困難な角度や位置から1体1体を拡大するなど、VRならではの視点で立体曼荼羅を鑑賞できる作品となっている。上演案内は以下のとおり。
■ 上演案内
場所 | 東京国立博物館東洋館地下1階 TNM & TOPPAN ミュージアムシアター |
期間 | 2019年3月27日(水)~6月30日(日) |
上演日時 | 水・木・金 12:00、13:00、14:00、15:00、16:00 土・日・祝・休日 11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00 *特別展期間中[3/26(火)~6/2(日)]の金・土は17:00、18:00追加上演 *所要時間約35分、各回定員90名 |
鑑賞料金 | 高校生以上:500円 中学生・小学生:300円 未就学児、障がい者とその介護者各1名無料 *特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」チケット提示で100円引き *総合文化展当日券(一般620円/大学生410円)とセット購入で一般1000円/大学生800円 *開演時間までにチケットをお買い求めください(当日券のみ) |
シアターWebサイト | http://www.toppan-vr.jp/mt/ |