一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー、凸版印刷株式会社、株式会社NTTドコモが、沖縄県における第5世代移動通信方式(以下5G)を用いた新たな歴史教育コンテンツ配信の実証実験を12月に実施すると発表した。NTTドコモが沖縄県で5G実験を実施するのはこれが初となる。
この実験では、法政大学沖縄文化研究所国内研究員の上里隆史氏の監修のもと、三山時代の今帰仁城を再現した高精細な4KVRコンテンツを、5Gを用いてVR ヘッドマウントディスプレイ(HMD)やタブレット端末などに配信することで、修学旅行で今帰仁城跡(沖縄県国頭郡)を訪れる中学生や高校生に対し、今帰仁城の歴史に関する直感的な学習体験を提供するもの。また、上里氏によるARコンテンツを使った史跡や出土品に関する遠隔講義を、5Gを通じてリアルタイムにタブレット端末へ配信する。
実施概要は以下のとおり。
1.実施時期
2018年12月~2019年1月(予定)
2.実証フィールド
今帰仁城跡(沖縄県国頭郡今帰仁村)
3.各社の役割
(1)OCVB: 実証フィールドの選定・調整
(2)凸版印刷: VR/ARを活用した歴史教育コンテンツの企画・制作
(3)ドコモ: 5G実証環境の提供