「Miniature Stories」は3DCGで再現されたミニチュアの世界に入って人探しをするカジュアルゲームです。「文房具」や「お菓子」「庭」など異なるシチュエーションで作られた空間を隅々まで眺め、そこに配置されたフィギュアの中から指定されたものを探します。どのステージも自由自在に拡大、縮小、視点変更が可能で、眺めれば眺めるほど各々のフィギュアが織りなす”ドラマ”が見えてきます。
まず最初に探すのはこの人。フィギュアの3DCGは他のオブジェクトに対してとても小さく、よく細部まで観察しないと「上半身はこれだけど下半身が違う」「服は同じだけどポーズが違う」なんて見間違いもしょっちゅうです。
フィギュアの配置は、まるで現実の世界に鉄道模型用のミニフィギュアを置いたかのような雰囲気で、それぞれの”グループ”に独自の設定やストーリーがあるようです。無謀な冒険をしているグループ、野球チーム、建設作業員らしき人々、軍事訓練をしているかのうような迷彩服の人々、そしてなぜか桃太郎までいます。
気に入ったシーンはスクリーンショットを撮影してSNS上に投稿することも可能。まるでジオラマ写真を撮っているかのようです。
遂に一人目発見!定規の先端でタイタニックごっこをしていました。
二人目は野球選手。これはさっき見かけた野球チームの中にいたので簡単です。
2人見つけると次のステージに進むことができます。次は「お菓子」ステージです。
テクスチャがいい感じで実に美味しそうなステージ!でもなぜかお菓子の皿の間でイルカが飛び跳ね…
マカロンの山で桃太郎一行が仁王立ちしているというシュールな配置。よく見ると、各チームの配置が前のステージと繋がっていてそれぞれに”ストーリー”があることが分かります。例えば桃太郎は前のステージでは犬にきびだんごを差し出していましたが、このステージでは犬、猿、キジの3匹が揃っていたり。
またステージは進むごとに徐々に難易度が増していきます。1つ目と2つ目のステージはテーブルの上に乗っていたオブジェクトの周囲にいるフィギュアを探せばよかったのですが、3つ目のステージは「庭」。つまり外のステージで、生えている草木をかき分けてフィギュアたちを探さなければなりません。
この草の重なり具合なんて超絶厄介!
最後のステージはクリスマスなんですが、このツリーが最難関です。葉の重なり具合といったら!しかしここにも人物や動物のフィギュアが配置されているのでよ〜く観察する必要があります。
…と思ったら頂上にピコ太郎がいた!こんな小ネタも随所に仕込まれています。
あと桃太郎は遂に鬼と対決!ストーリーが完結しました。
見つけたフィギュアは後からアルバムで一覧できます。本当にジオラマ人形を集めているみたい。
ゲーム自体は非常にシンプルですが、空間を再現した3DCGが結構リアルでおかしなジオラマを眺めている気分になれます。もの探し系ゲームが好きな人や変なジオラマ模型を鑑賞するのが好きな人にオススメです。私はiPhoneでプレイしましたが、大画面の方がプレイしやすいので持っている人はiPadを使った方がいいでしょう。