Oculus VRの子会社でVR映画を専門に制作するOculus Story Studioが制作したVRアニメ「Henry」が、第68回エミー賞にて「Outstanding Original Interactive Program」を受賞した。VRコンテンツがエミー賞でアワード受賞するのは今回が初の事例となる。
「Henry」は、Oculus VRが開発・提供するVRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」向けにゲームエンジン「Unreal Engine 4」で制作されたVR3Dアニメーション作品。友達を作りたいのに針のせいで誰にも近づけない孤独なハリネズミの”ヘンリー”が、自分で自分の誕生パーティを開くエピソードを描いた短編作品で、現在Oculus Storeにて無料で配信されている。
Oculus Story Studioは2015年1月に設立されたVR映像制作会社で、スタッフにはピクサーやルーカスフィルムに在籍していたベテランも多く含まれる。同社では次回作「Dear Angelica」も制作中で、年内に正式公開予定とのこと。