長野県の株式会社ミマキエンジニアリングが新たに3Dプリンタ事業に参入すると発表した。事業の第一弾として、自社開発のフルカラー3Dプリンタを使用し、同社連結子会社の株式会社グラフィッククリエーションにてフルカラー造形物の出力サービスを8月1日より開始する。
ミマキエンジニアリングは、業務用インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ及びインク等の開発・製造・販売・保守サービスを行っている企業。広告・看板等の製作用途のSG(サイングラフィックス)市場、工業製品や一般消費者向け商品等の加飾用途のIP(インダストリアルプロダクツ)市場、衣料品や布地等への捺染用途のTA(テキスタイル・アパレル)市場に向けてサービスを提供しており、連結売上高の約75%を海外で獲得するグローバルな事業展開を行っている。
同社が開発した3Dプリンタは、インクジェットプリンタ技術を活かしたフルカラーUV硬化インクジェット方式で、4色のUV硬化インクを搭載し、世界で初めて約1,000万色のフルカラー造形を実現しているという。サービスの概要は以下のとおり。
◎3D出力サービスの概要
●当社で開発中のフルカラーUVインクジェットタイプ3Dプリンタ(製品発売時期:未定)
・カラーUV硬化インクによる約1,000万色の色鮮やかなフルカラー造形が可能
・高い色再現性で写真データも美しい仕上がりに
●サービス開始
2015年8月1日を予定