スマートフォン向けメッセージングアプリ「Kik Messenger」を提供するカナダのKikが、シリーズCの投資ラウンドにてValiant Capital PartnersやMillennium Technology Value Partners、Kik investors Foundation Capital、RRE Ventures、Spark Capital、Union Square Venturesから計3800万ドル(約44.7億円)を調達した。
Kik Messengerは現在1億8500万ユーザーを有する若者に人気のメッセージングアプリ。登録に電話番号の入力が不要で、アカウント名、メールアドレス、パスワードを入力すれば認証作業も無くすぐに使えるようになり、ユーザーはメッセージやチャット、画像やYouTube動画、手描きの絵をやり取りすることができる。またネイティブアプリではなくHTML5で他社が開発した拡張機能やゲームを利用できる独自機能「Kik Card」があるのも特徴。
今回の資金調達に合わせ、同社では同じくカナダに拠点を置くGIFメッセンジャーアプリの「Relay」を買収したことを発表した。RelayはGIFアニメの動くスタンプを使ってコミュニケーションできるスマートフォン向けメッセージングアプリで、これまでに70万件以上ダウンロードされているが、今回のKikによる買収に伴い12月15日を以てサービスを終了し、創業者を含めスタッフ全員がKikに合流するという。