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仮想空間ディベロッパーのSEE Virtual Worlds、「Entropia Universe」の”惑星”を600万ドルで買収

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仮想空間ディベロッパーのSEE Virtual Worlds、「Entropia Universe」の”惑星”を600万ドルで買収

米仮想空間ディベロッパーのSEE Virtual Worldsが、スウェーデンの3D仮想空間「Entropia Universe(エントロピア・ユニバース)」内にある”惑星”「Planet Calypso」の権利を600万ドル(約5億円)で買収したと発表した。

「Entropia Universe」は”惑星開拓”がモチーフとなった3D仮想世界。ゲームエンジン「CryEngine」を使用したハイクオリティなグラフィックが特徴で、2008年より「惑星開発パートナー」として開発者や企業と契約し、それぞれのパートナーごとに様々な特色を持った”惑星”を構築してもらうプラットフォーム型仮想空間に方向転換した。
「Planet Calypso」は、Entropia Universeを運営するMindArkの子会社であるFirst Planet Companyが構築した”惑星”。Entropia Universe内に構築された初の”惑星”で、ユーザーは200以上ものスキルから好きなものを習得し惑星内で生活することができる。基本プレイは無料だがRMTが公認されており、米ドルと10:1の固定為替相場を持つ仮想通貨「PED」を利用してユーザー同士で様々な仮想アイテムを売買することが可能だ。MindArkによれば、2003年以来約200ヶ国から95万以上のアカウントが登録され、2010年度のユーザー間の取引額が4億2800万ドルに達したという。
また、SEE Virtual Worldsは昨年Entropia Universe内にマイケル・ジャクソンをテーマにしたMMO「Planet Michael」と、ヴァン・ヘルシングとユニバーサル・スタジオの映画に登場したモンスターたちをテーマにした仮想空間「Universal Monsters」を構築すると発表している。今回の買収はこうした計画の後に続くもので、今後First Planet Companyは“SEE Digital Studios”とブランド名を変更。引き続きPlanet Calypsoの強化に取り組みながら、Planet MichaelやUniversal Monstersの開発に携わる新たなスタッフを採用していくという。

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