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【レポート】ワンダーフェスティバル 2009[夏]

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【レポート】ワンダーフェスティバル 2008[夏] 【レポート】ワンダーフェスティバル 2008[夏]
7月26日(日)、千葉・幕張メッセ2~8ホールにて、日本最大のガレージキットの展示・販売イベント「ワンダーフェスティバル2009[夏]」(通称;ワンフェス)が開催された。

【レポート】ワンダーフェスティバル 2008[夏] 【レポート】ワンダーフェスティバル 2008[夏]
ワンフェスはフィギュアや模型、その他立体作品などを展示・販売するイベントで、今回は2008年8月の東京ビッグサイト西ホールでのワンフェス2008[夏]から1年ぶりのイベント開催となる。本来なら半年に1回のペースで開催されるイベントだが、前回来場者が負傷するエスカレーター事故が起きた影響で、今年2月のワンフェスは中止。実行委員会は今夏の開催に向けてビッグサイト側と調整を進めていたそうだが、残念ながら調整が付かなかったため場所を幕張メッセに移したとのこと。
しかし、そうした中開催されたワンフェス2009[夏]は参加ディーラー(出展者)数約1650組という大盛況ぶりで、改めてクリエイターの「ものづくり」に対する情熱を示す結果となった。
「UGC(user-generated content:一般ユーザーが作るコンテンツの総称)」という言葉はWeb2.0サービスの普及と共に知られるようになってきたが、実はWeb2.0という言葉が生まれる前から、それどころかインターネットが生まれる前からこの「UGC」を育み牽引してきたのが、このワンフェスやコミケ(コミックマーケット)など所謂”オタク”向けのイベントだったのではないだろうか。こうした功績はもっと社会的に評価されてもいいだろう。
その数ある出展ブースのうち、「仮想世界」「3D」に関連したものを取り上げてみたいと思う。
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こちらはソーシャルゲーム「Synthe」を運営する株式会社ホビーストックのブース。
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ブース内ではSyntheのサービス内容を説明したプロモーション映像を放送しつつSyntheのアバターがデザインされたペーパーバッグとフライヤーを配布。人気フィギュアシリーズである「ねんどろいど」が3DCGになって仮想空間内を動き回る様子はモデラーやホビーユーザーにも興味深く映ったらしく、多くの人が足を止めていた。今後リアルの立体分野からSyntheにログインするユーザーも増えるかもしれない。
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こちらは昨年も取材させて頂いた、3次元形状を活用する会「3D-GAN」。3次元産業界の発展を図るため設立された非営利団体で、現在計43団体が会員として参加している。同団体のブースでは3Dデータから3Dプリンタでフィギュアを作る工程をデモンストレーションしつつ完成品の展示も実施。今年はより小さく、且つ中空成型や精密切削など人の手では絶対に彫刻できない形状の作品見本を展示していた。本当にそのままアクセサリーのパーツとして使用できるくらいの精度だ。
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こちらは株式会社シノダES事業部のブース。こちらも3Dデータから3Dプリンタでフィギュアを作るデモを行っていたが、先の「3D-GAN」とは違う方法の、データを編集してスライスデータを作り、スライドショーで一枚ずつ光硬化した層を積層させる「光造形」によるデモを行っていた。また先月にフィギュア専門SNS「fg」と3DCG専門SNS「cg」を通じて募集していたフィギュア製作モニターの完成品も展示。実際手にとって見ると、その精度の高さに驚かされる。
【レポート】ワンダーフェスティバル 2008[夏]
© 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERS
最後に8月1日(土)より公開される新作アニメ映画「サマーウォーズ」をご紹介したい。「時をかける少女」で高い評価を得た細田守監督がメガホンを取った同作品の劇中には、ショッピングから医療まで日本のライフラインの全てを支える「OZ」と呼ばれる仮想世界が登場する。アニメで仮想世界がどう描かれているのか?チェックしてみて損なないだろう。
サマーウォーズ公式サイト
http://s-wars.jp/index.html
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