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テトリスで遊んでトラウマを解消 オックスフォード大が研究結果を発表

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テトリスで遊んでトラウマを解消 オックスフォード大が研究結果を発表

イギリスのオックスフォード大学の研究チームが、”落ち物”パズルゲームの元祖「テトリス」がPTSD(心的外傷後ストレス障害)の影響を減らすのに役立つという研究結果を発表した。

「テトリス」は元々はソビエト連邦の科学者アレクセイ・パジトノフ氏によって教育用ゲームとして開発され、以後世界各国の様々なハード機に移植され広く愛されるようになったゲーム。日本では任天堂のゲームボーイ版が大ヒットした。
研究チームでは、合計40名のボランティアの被験者に対しトラウマになるようなものを見せたあと、テトリスをプレイする組と何もしない組に分けてテストを実施。一定時間が経過したあとに、トラウマの記憶が甦る”フラッシュバック”が起こったかどうか質問すると、何もしなかったチームよりテトリスをプレイしたチームの方がフラッシュバックが少なかったという。
同大学のEmily Holmes博士は、「テトリスのプレイには脳のリソースを多く使用するので、その分フラッシュバックが弱められるのではないか」と仮説を立てている。尚、テトリスには湾岸戦争当時、最前線で戦闘をしていた米軍歩兵の休憩中の楽しみとして大人気だったという背景もある。

オックスフォード大学の発表はこちら
http://www.ox.ac.uk/media/news_stories/2009/090701.html

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