【CEDEC 2008レポート】任天堂の宮本茂氏が特別賞を受賞—CEDEC AWARDS 2008

 

【CEDEC 2008レポート】任天堂の宮本茂氏が特別賞を受賞---CEDEC AWARDS 2008
CEDECの2日目となる9月10日(水)の18:30より、会場の昭和女子大学グリーンーホールにて「CEDEC AWARDS 2008」の発表授与式が開催された。これは、CEDECの第10回開催に合わせ初めての開催されるアワードで、過去に発売されたゲーム全てに用いられた技術を対象に、一般公募によるエントリーの中からCEDECアドバイザリーボードがノネーションリストを選出。これに対し、CEDEC受講者による投票とCEDECアドバイザリーボードの投票により受賞者を最終決定した。


尚、特別賞は任天堂株式会社専務取締役 情報開発本部長で世界的評価も高いゲームクリエイター・宮本茂氏が受賞し、発表の瞬間、会場は拍手と共に大きな歓声に包まれた。
受賞者一覧と選考理由は以下のとおり。
【プログラミング・開発環境部門】
「ゲームフレーワーク」概念の実現と、その知識の普及/MTフレームワーク 
開発:株式会社カプコン
選考理由:
「ゲームフレームワーク」という概念を自社開発によりいち早く具現化し、Lost Planet をはじめとする新世代ゲーム機の性能を大いに引き出したタイトルを次々とリリースした。また、その技術概念を積極的に同業者に対して紹介、説明することで業界全体の技術レベル向上に寄与した。
発売:株式会社カプコン
プラットフォーム:PC, Xbox360, PlayStation3
発売年:2007年
【ビジュアルアーツ部門】
それまでにない光と影、空気感を持ったビジュアルの実現/ICO
開発:株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント
選考理由:
特徴的で幻想的な表現は今までにない光と影、空気感の描写である。作品を通じての魅力的な世界は、世界中の多くのクリエイターにビジュアルワークスの新しい可能性を感じさせた。ビジュアル的世界感はワンダと巨像に引き継がれ、より高度な表現が実現されている。
発売:株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント
プラットフォーム:PlayStation2
発売年:2001年
【ゲームデザイン部門】
絶妙なタイミング調整と、緻密に構築されたレベルデザイン/「スーパーマリオブラザーズ」シリーズ
開発:任天堂株式会社
選考理由:
絶妙なタイミング調整、レベル構成により、多くのお客様が楽しめるスクロール型アクションゲームの基礎を築いた。3D化されたマリオ64においても、立体的なレベルデザインとマリオのゲーム世界を妥協を許す事なく融合し、空間的な広がりの中で豊かな遊びを提供している。
発売:任天堂株式会社
プラットフォーム:ファミリーコンピュータからWiiまでの任天堂の全てのハード
発売年:1985年~  
【サウンド部門】
サウンドデザインとゲームデザインの巧みな融合/「ゼルダの伝説」シリーズ
開発:任天堂株式会社
選考理由:
ゲームとサウンドのデザインを巧みに融合し、プレイヤーに心地よい緊張感と楽しさをシリーズを通して供給し続けるサウンドデザイン力を評価。3D化を果たした以降のタイトルでは、空間の広がりを感じさせるサラウンド効果や、フィールド上の冒険に合わせリアルタイムに変化する音響やBGMなど、状況に応じたインタラクティブな制御技術もゲームプレイを盛り上げる効果を高めている。
発売:任天堂株式会社
プラットフォーム:ファミリーコンピュータからWiiまでの任天堂の全てのハード
発売年:1986年~
【特別賞】
宮本 茂氏 任天堂株式会社 専務取締役 情報開発本部長
選考理由:
・テレビゲームの黎明期のドンキーコングやスーパーマリオから最新作のWii Fitに至るまで、常にゲーム業界をリードし、ゲーム開発の礎を築き上げるとともに、世界的なゲーム産業の発展、振興に寄与してきた事。
・ソフト・ハード双方の技術において常に新しい試みをゲームに取り入れ、ゲーム技術の新たな可能性を切り開き、世界中のゲーム開発者から尊敬と賞賛を集め、多大なる影響を与え続けている事。
・子供からお年寄りまで、男女を問わず、また日本を含む世界中の地域において幅広いプレイヤーを獲得し続けている事。

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