ICTアドバイザリ企業のGartnerが、現在行われている仮想世界プロジェクトの90%は18ヶ月で消滅するだろうとリリースを発表した。
同社のアナリストによれば、仮想世界の失敗の主な要因はユーザーの要求を理解することよりもテクノロジーを重視する姿勢にあるとのこと。同社のバイス・プレジデントであるSteve Prentice氏は「成功した仮想世界はまず”人”からスタートした。リアルなグラフィックや物理法則はそれほど重要な要素ではない」とコメントしたうえで、企業は仮想世界をWEBにとって代わる存在として見るのではなく、WEBを補完するものでありコミュニティを補佐する存在として見るべきであると提案している。
尚、同社では2012年までに70%の組織が独自の仮想世界を持つようになるだろうと予測している。
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http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=670507