米カリフォルニアに拠点を置くVR系スタートアップのAltspaceVRが、同社が提供する多人数が同時にログインできるソーシャルなVRプラットフォーム「AltspaceVR」を太平洋標準時間の8月3日19:00(日本時間8月4日11:00)に終了すると発表した。
「AltspaceVR」は、多人数がVRヘッドマウントディスプレイを介して同時にログインし交流できる3D仮想空間。相手の姿はアバターで表示され、同じ空間で同時にテキストや動画、Webブラウザを閲覧したり、チェスやシューティングなどのゲームで遊ぶことができる。これまでGear VR、Oculus RIft、HTC Vive、Daydreamに対応し、さらにVRヘッドマウントディスプレイを持っていない人でもPCとスマートフォンのみでログイン可能な"2D"バージョンもリリースするなどクロスプラットフォームなサービスとして展開してきた。
しかし同社のブログによれば、「次のラウンドの資金調達を行わなければならなかったが交渉に失敗した」とのこと。これまで同社は2014年に570万ドル(約6億3000万円)、2015年8月に1,000万ドル(約11億円)を調達したが、3回目の調達ができなかったことで資金難に陥ってしまったようだ。
なお、サービス最終日の8月3日にはVR空間内で”さよならパーティ”が開催されるとのこと。