フィンランド・ヘルシンキに拠点を置くモバイルゲームディベロッパーのPolka Dot Studioが、シード・ラウンドにて元Rovio Entertainment CMO(最高マーケティング責任者)のPeter Vesterbacka氏ら複数の投資家やベンチャーキャピタルより計65万ドル(約7400万円)を調達した。
Polka Dot Studioは2017年3月に設立されたスタートアップ。創設メンバーはRemedy Entertainment、Bugbear、Digital Chocolate、Rovioといったフィンランドの名だたるゲーム会社の出身で、現在同社の第一弾タイトルとなる女性向けのファッションゲームを開発し、一部地域を対象にクローズドβテストを行っている。
Peter Vesterbacka氏は2010年よりRovioに加わり、以後Angry Birdsのキャラクターにちなんだ”The Mighty Eagle”の肩書きのもと、同タイトルのPRのため世界中を飛び回り活動を行ってきた。ゲーム系メディアやイベントへの露出も多く、日本にもAngry Birds関連のイベントやメディア対応、スタートアップフェスティバル「Slush Tokyo(旧:Slush Asia)」などのイベントへの出席のため何度も来日している。Rovioを退社後は主に国内外のスタートアップの支援や起業家育成に注力している。
なお、今回の資金調達に合わせ、Polka Dot StudioはPeter Vesterbacka氏を同社のリード・インベストメント・アドバイザーとエグゼクティブ・アドバイザーに招聘した。